科目名 哲学A
単位数 2.0
担当者 国際学部 教授 関村  誠
履修時期 前期
履修対象 1・2年
概要 既存の価値観が大きくゆらぎ、めまぐるしい変化をみせる現代社会の中では、遠い過去の哲人の言葉は、もはやあまり意味をもたないように思われるかもしれません。しかし、西洋哲学のはじまりとされる古代ギリシアの哲学者たちは、人間や社会の本性をめぐる深い考察をおこなってきており、その洞察は、現代にいたる思考の枠組形成に大きく寄与しています。この講義は、古代を中心とした西洋哲学の概観を通じての哲学入門です。
科目の到達目標 古典哲学において展開された思想を学んで人間と世界のあり方を再考し、現代を生きるための教養を深めて、自分の問題意識に基づいて考察を表明できるようにする。
受講要件 特になし。
事前・事後学修の内容 講義で取り上げた過去の哲人の言葉を、単なる知識として取り込むのみではなく、現代社会の状況や自分自身の経験について考察を深めるための手がかりとして、さらなる読書に取り組む。
講義内容 以下の項目を主として扱い、現代の諸問題との接点も検討していく。
1、哲学とは
2、世界を説明する原理(ミレトス学派)
3、世界は変化しないのか(エレア学派)
4、世界を構成する要素(エンペドクレス、アナクサゴラス、デモクリトス)
5、言論の技術と相対主義(ソフィストたち)
6、無知の知(ソクラテス)
7、イデア論と想起説(プラトン)
8、正義とは何か(プラトン)
9、国家と民主制(プラトン)
10、論理学と形而上学(アリストテレス)
11、霊魂論と倫理学(アリストテレス)
12、自分への言葉(マルクス・アウレリウス)
13、一者への超越(プロティノス)
14、神学と哲学(アウグスティヌス)
15、まとめ:哲学の可能性
評価方法 期末試験と出席票コメントとによって評価する。
教科書等 教科書:特に指定しない。
参考書:講義のなかで適宜指示する。
担当者プロフィール 東京芸術大学で博士(美術)、ブリュッセル自由大学で哲学博士を取得。古代ギリシアを中心とする哲学・美学を専門としている。主な著書は『像とミーメーシス プラトンからの美学』勁草書房、Platon et la question des images, Ousia, Bruxelles.
備考