科目名 デザイン工芸概論
単位数 2.0
担当者 中村 圭(芸術学部・講師)
履修時期 後期
履修対象 1年、2年
概要 授業形態:講義。18世紀のイギリスで起こった産業革命は、工場制機械工業によるものであり、これによって市民生活はもとより、国際情勢に大きなインパクトを与えた。これらの製品は、「誰か」がその製品を企画し、その形や色、機能、仕組みなどを念入りに計画(デザイン)したものである。一方で、工業製品の一般化は、工芸に大きな影響を与えた。工芸は、人の手による熟練の技術と良質な材料を駆使し、しばしば長期間の制作期間を経て制作することで、工業製品と質的な差別化が行われている。しかし、デザインと工芸は、いずれにせよ、その合理性、機能性、美的価値を求めるという点では、その根底にある理念は共通するものである。これらのことを踏まえて、この科目では、デザインと工芸とはどのような関係にあるかについて、各回様々なトピックを取り上げながら考察する。
科目の到達目標 受講生は、デザインと工芸という分野で、人々が「ものごと」のかたちや、機能、美しさをどのように求めてきたかを、時代の社会状況や産業発達の背景との関連の中で理解する。
受講要件 なし
事前・事後学修の内容 時代ごとの社会情勢と産業の変遷と呼応して、デザインや工芸がどのように発達・変化したかを学ぶことを通じて、デザインと工芸のこれからについて考えてほしいと思います。
講義内容 スケジュールは調整中のものであり、一部前後・変更の可能性があります。
オムニバス形式です。コマによっては外部講師を招聘し、講義をしていただきます。
01. デザイン概説:デザインとは何か?
02. デザイン通史:日本デザイン通史紹介
03. 日本刀(三上貞直)
04. モノとココロでみる道具(服部等作)
05. 衣服と身体(野田涼美)
06. 釣りと道具
07. 日本文化と茶の湯(概論)
08. 日本文化と茶の湯(上田宗冏)
09. 都市:広島
10. 基町プロジェクト
11. アニメーションとは何か
12. 空間デザインとプロセスデザイン、その相乗効果(田坂逸朗)
13. 建築(木原一郎)
14. 伝統的工芸
15. まとめ
16. 期末テスト
評価方法 積極的に受講姿勢の有無に加えて、以下を勘案し評価する。
S(秀):期末テストで90点以上の場合。
A(優):期末テストで80点以上の場合。
B(良):期末テストで70点以上の場合。
C(可):期末テストで60点以上の場合。
D(不可):期末テストで60点未満の場合。
教科書等 教科書:
なし

参考図書:
1)カラー版『日本デザイン史』美術出版 http://amzn.to/AgC78I
2)『近代日本デザイン史』美学出版 http://amzn.to/xT5P3R

必要な資料は随時配布する。
担当者プロフィール 中村圭(芸術学部デザイン工芸学科視覚造形・講師)
質問などはメールで nakamura@art.hiroshima-cu.ac.jp
備考