科目名 平和と人権A(ヒロシマと国際平和)
単位数 2.0
担当者 担当者(責任者):平和研究所 教授 水本和実  教授 永井 均
講師:ロバート・ジェイコブズ(平和研究所)、田川玄、柿木伸之(国際学部)、馬場雅志(情報科学部)、大矢英雄(芸術学部)ほか。
履修時期 前期
履修対象 1・2年
概要 本講義では、広島の原爆経験を基礎から応用まで様々な視点と教材で学び、「ヒロシマ」という国際平和文化都市で暮らす意味を改めて考える。
科目の到達目標 私たちが平和を考えるきっかけを与える出来事に、身近に起きた深刻な平和の喪失体験がある。広島においては、原子爆弾による被爆体験が平和を考える大きな転換点になった。だが、世界に目を向けてみると、それぞれの国や地域、民族に固有の、深刻な平和の喪失体験がある。平和を考える対象が、自分たちの平和の喪失体験だけで完結していては、国際社会全体の平和を考えることにはつながらない。本講義では、平和を考える出発点として原爆体験を取り上げ、多様な視点から学んでいく。最終的な狙いは、世界の様々な平和の課題を考えるための応用力を養うことに置かれる。
受講要件 特になし。
事前・事後学修の内容 広島では、テレビやラジオ、新聞などを通じて、平和に関連する幅広い報道がなされているので、積極的に見聞し、自分自身で考える一助にして欲しい。
講義内容 1 イサム・ノグチを知っていますか?(水本・永井)
2 なぜ、広島と長崎だったのか?(水本)
3 市内の原爆記念碑を歩く(田川)
4 CGによる原爆問題へのアプローチ(馬場)
5 物理学から探る原爆の衝撃(外部講師)
6 原爆が人体と心にもたらしたもの(外部講師)
7 原爆投下の法的問題(永井)
8 原爆投下をめぐる「記憶」の違い(水本・永井)
9 被爆地を支えたソウルフード―お好み焼き誕生物語(國本)
10 アメリカのヒバクシャ(ジェイコブズ)
11 広島平和記念資料館の仕事(外部講師)
12 被爆の思いを七宝焼きに託して(外部講師)
13 「原爆文学」を読む(外部講師)
14 肖像画で被爆証言を紡ぐ(大矢)
15 被爆の記憶を継承するために(柿木)
※トピック、講師、および順序は変更される場合がある。
評価方法 平常点を60点、期末レポート(必須)を40点として、これらを合わせて総合的に評価する。
教科書等 参考書:講義で適宜指示する。
担当者プロフィール 水本教授:専門は国際政治、特に核軍縮。主な著書に『核は廃絶できるか』(法律文化社、2009年)などがある。 
永井教授:専門は日本近現代史。主な著書に『フィリピンと対日戦犯裁判』(岩波書店、2010年)などがある。
備考