科目名 地域課題演習
単位数 1.0
担当者 前川 義春
履修時期 通年科目であるが、大部分は前期(時間割は月曜日2時限)に行う。一部は後期に行うが、その場合、後期の科目履修に影響しないように実施する。
履修対象 2年次
概要 広島市を中心とした一帯の経済生活圏域(東は尾道市、西は山口県上関町、北は北広島町に渡るエリア)は、市町ごとに多彩な環境や文化等を有しています。この地域の魅力や資源、人々の取組などについて学習し、現地において知見や考察を深めることで、地域の特性や課題について理解することを目指します。地域を知るための入門演習です。
科目の到達目標 ○演習を行う対象地域の状況について、魅力や課題に気づく力を身につける。
○グループワークにより、一定の成果を導き出すプロセスを習得する。
受講要件 土曜日、日曜日、または夏季休業中に行う現地学習などに、2,3日程度参加できること。
事前・事後学修の内容 (事前)演習は10のテーマのなかから選択して行うので、どの演習を選ぶかについて、各自で地域の情報などを入手して比較検討してください。
(事後)地域で経験したことなどを客観的に振り返る。他の学生に伝える。
講義内容 <全体でのガイダンス>
1 演習の概要説明、テーマ説明、テーマの選択
2 学習の進め方、現地での活動の方法、グループの編成

<テーマごとにグループでの学習・活動>
3~13
(事前学習)テーマや地域への理解、活動目標の設定、全体での活動内容の共有
 ※5回目に全体で各テーマの活動プランを共有
(現地活動)1~2日程度の現地での活動
  ※現地で活動した時間数に応じて学内での講義は振替休講となる
(事後学習)現地活動の整理

<全体での取りまとめ>
14・15
グループでの演習の振り返り
演習結果の共有


【演習テーマについて】

次の①から⑩までのテーマを実施する。
演習テーマの選択は希望による(第3希望まで提出)。テーマに希望者の偏りが生じた場合は調整を行うため、必ずしも第1希望のテーマになるとは限らない。
また、希望者が3名に満たないテーマは実施しない。

番号
テーマ
演習の主担当教員
概 要
対象地域

瀬戸内海の水産と魚の楽しみ方を知る
山口光明教授
(国際学部)
瀬戸内海の水産の状況や魚の食文化としての魅力を理解し、特色のある養殖魚「フォアグラハギ」を素材に、観光資源としてどのようにPRしたらよいかなどを考える。
広島市、呉市


瀬戸内の島をPRする観光映像を作る
島 和之准教授
(情報科学研究科)
瀬戸内の島を、新しい角度から魅力的に伝えることを体験する。観光地・大久野島の動画情報を、新しい映像技術を用いて収録・編集し、発信する。
竹原市(大久野島)


しまなみ海道を自転車で走って行動情報を収集する
竹澤寿幸教授
(情報科学研究科)
しまなみ海道でサイクリングをする観光客が増えていることを理解する。体験型観光の重要性を認識するとともにGPSロガーで行動情報を収集することを体験し、観光ビッグデータへの理解を深める。
尾道市(しまなみ海道)


中島町・基町ツアー
中村 圭講師
(芸術学部)
平和記念公園のある中島町から、基町アパートや広島城のある基町までにおける、広島の戦前・戦後の都市計画や建築群などを巡り、「平和と慰霊」「復興と創造」の歴史を学ぶ。一帯の課題を見出し、魅力を増進させるためのアイデアを考える。
広島市


都市河川の活用と水遊体験
藤江竜太郎講師
(芸術学部)
広島市内中心部の基町護岸等を起点に、京橋、原爆ドーム周辺を現地調査し、スタンダップパドル(SUP)を用いて、水辺の楽しさを体験する。広島の水辺の歴史や文化を雁木やオープンカフェなどの活用事例から学び、都市河川の新たな活用方法や課題を発見する。
広島市内(河川域)


中山間地域の食文化とライフスタイルを知る
三上賢治特任助教
(社会連携センター)
中山間地域の伝統的な食文化や鹿やイノシシといった害獣の食資源としての活用事例(ジビエ)を学ぶとともに、自然と共に暮らすライフスタイルを体験し、中山間地域の将来を考える。
安芸高田市


宮島の歴史や文化を知り、観光地としての今を考える
國本善平特任教授
(社会連携センター)
宮島の歴史や文化の概要や魅力を知り、観光客を受け入れる新しい動きについても知る。サテライトハウス宮島を拠点に、宮島の表と裏を探索。観光地の光の部分だけでなく影の部分も考察しながら、宮島の魅力をさらに活かすためには何が課題かを考える。
廿日市市(宮島)


半島地域の自然・歴史・味を感じる
佐藤俊雄特任教授
(社会連携センター)
瀬戸内海が古くから海外との交流・物流の大動脈の役割を有し、歴史遺産が残されていることを認識する。半島地域は、豊瀬戸内海は古くから海外との交流と物流の大動脈の役割を有していたため、半島地域には歴史遺産や豊かな自然環境が残され、独自の食文化があることを実感する。観光振興や地域活性化に生かすための資源の確認や解決すべき課題を把握する。
上関町



尾道の歴史や文化を探訪する
吉岡研一特任准教授
(社会連携センター)
文化芸術観光都市・尾道においても少子高齢社会の進展に伴う人口減少等の影響から空屋が目立つようになり、まちの風情が変わりつつある。尾道の歴史を学習するとともに、尾道観光の拠点である千光寺の周辺を探訪し、尾道の町並みを保持・再生しようとする行政・市民の活動の一端に触れる。
尾道市



スマホを使ってスタンプでGO(岩国編)
植松敏美特任助教
(社会連携センター)
観光地の魅力の伝え方を、「ゲーミフィケーション」の手法によって学習する。「拡張現実(AR)」の初歩的原理を学び、岩国市の観光スポットを選定し、各所にARマーカーを設置して、ゲーム性を加味した観光客誘導の仕組みや方法を考える。
岩国市
評価方法 各自の期末レポートとグループでの活動内容により評価します。
教科書等 必要な資料を配付します。
担当者プロフィール 演習の実施にあたっては、上記の教員10名に加え、3学部から10名の教員が指導にあたります。また、地域の関係者からのガイダンス等もあります。
備考 地域を見たり体験したりすることを「面白がる」気持ちが必要です。
演習テーマの現地に行く交通費については、大学がバス等を借り上げて往復します。(ただし、広島市の都心部を対象とするテーマ④⑤等の交通費については自己負担となります。)
学生教育研究災害傷害保険への加入が必要です(本学の後援会に加入している学生は加入済みです)。
その他、演習先での食事、施設への入館・入場料、ロープウエ―などの施設の使用料は自己負担となります。