科目名 人間論B(自然科学)
単位数 2.0
担当者 非常勤講師 戸田山 和久
履修時期 前期(集中講義)
履修対象 博士前期課程1、2年生
概要 人間の大きな特徴は「心」をもっていることだと言われてきました。一方で、人間は動物であり、さらに究極的には物質にすぎません。こうした唯物論的な見方に立った上で、人間の心をどのように捉えていけばよいのか、心の科学と心の哲学の交差する領域の問題を考えていきます。
科目の到達目標 心の科学と哲学の基本的問題に入門する。
受講要件 特になし
事前・事後学修の内容 先入見を捨てて、頭を柔らかくして、いろんな考え方につきあってみてください。
講義内容 1.心の哲学の課題
2.心身問題とその展開
3. 現代版心身問題
4.モノだけの自然観から心を追い出す試み 哲学的行動主義
5.モノだけの自然観に心を埋め込む試み 心脳同一説
6. 心脳同一説の問題点 多重実現可能性
7.コンピュータとしての心—機能主義的な心の見方
8. 機能主義の展開 古典的計算主義と認知科学
9. 古典的計算主義への批判 コネクショニズムの見方
10.機能主義では扱えない心の特質(1) クオリア
11.機能主義では扱えない心の特質(2) チューリングテストと中国語の部屋の思考実験
12.機能主義では扱えない心の特質(3) 志向性と意味
13.「意味」をどう自然化するか 目的論的機能主義
14.Biosemantics
15.まとめ
評価方法 レポート
教科書等 特になし
担当者プロフィール 名古屋大学大学院情報科学研究科教授
科学哲学者です。よかったら、拙著『科学哲 学の冒険』(NHKブックス)を読んでみてください。私が何を 考えているのかが書いてあります。
備考