科目名 ラテンアメリカ研究Ⅱ
単位数 2.0
担当者 准教授 吉江 貴文
履修時期 後期
履修対象 3年次以上
概要 『映像を通して理解する現代ラテンアメリカ社会』

現代ラテンアメリカ社会の特徴や課題について取り上げた映像資料、DVD、ドキュメンタリーなどを鑑賞し、それぞれの映像に描かれているテーマの所在やその文化的背景、歴史的経緯等について、学生同士の議論を踏まえながら理解を深め、ラテンアメリカの「今」を捉える手がかりとする。
科目の到達目標 現代ラテンアメリカ社会の特徴や課題について、それぞれの国の文化的背景や歴史的経緯などを踏まえた上で、具体的な事例に基づいてより深く理解できるようにする。
受講要件 ラテンアメリカの歴史や文化についての基礎的知識を有していることを前提に授業を進めるので、『ラテンアメリカ研究Ⅰ』を受講していることが望ましい。
事前・事後学修の内容 授業で取り上げた資料については必ずコメントを提出する。また授業のなかでは、学生同士が積極的に討論しあう姿勢が望まれる。そのための準備として、各回で取り上げる資料等の背景について、自分でよく調べて授業に参加することが必要となる。
講義内容 『映像を通して理解する現代ラテンアメリカ社会』

・講義全体は、具体的に取り上げる題材の共通テーマに即し、以下の3セクションから構成される。

序論: 『映像を通して理解する現代ラテンアメリカ社会』の概要

セクション1: 現代ラテンアメリカ社会と子供
 1-1 ストリートチルドレンと家族
 1-2 魂の教育 ―エル・システマ―
 1-3 プロミス・オブ・ミュージック
 1-4 まとめ

セクション2: ラテンアメリカ社会と格差問題
 2-1 産油国ベネズエラの挑戦
 2-2 先住民たちの革命
 2-3 資源大国ボリビア
 2-4 まとめ

セクション3: 反米大陸ラテンアメリカの歴史的背景
 3-1 小さな国の大きな奇跡(キューバ)
 3-2 敵こそ、我が友(ボリビア)
 3-3 独裁政権の爪痕(チリ)
 3-4 まとめ

総論:現代ラテンアメリカ社会の課題
評価方法 〈成績評価〉
・平常点(コメント、議論への参加等、60%)、期末課題(40%)を総合ポイント化して評価する。
・単位取得の最低ラインは総合ポイントの60%以上。
教科書等 ・講義内容に関連した資料については、各回の授業のなかで適宜指示する。
担当者プロフィール ・専門は人類学(ラテンアメリカ地域)、文書研究。

現在の研究テーマ:『近代ラテンアメリカにおける文書管理実践の史的展開』
 スペインおよびラテンアメリカ諸国の文書館に保管されている史料を手がかりとして、中世ヨーロッパを発信源とする公文書管理システムが、ラテンアメリカの行政・司法領域にどのようにして組み込まれていったのかを通時的に明らかにすることにより、ラテンアメリカ世界とヨーロッパとの史的関係性について歴史人類学の視点から捉え直す作業を進めている。
備考