科目名 言語比較論Ⅱ
単位数 2.0
担当者 教授 欒  竹民
履修時期 後期
履修対象 2年
概要 時代ごとに文字、音韻、文法、語彙などの面から日本語の歴史及びその変遷の実態を巨視的に見ると共に、言葉の作用と性質にも触れます。日本語の生い立ち、日本語の面白さを知ってもらうことを主眼とします。更に、言語文化学的な見地に立って、中国語と日本語との比較を通して両言語の語彙に見える文化的、象徴的意味を探り、言葉の背後にある文化の作用及び文化と言葉の関係を考えます。
授業形態:講義
科目の到達目標 「知彼知己」と言われるが如く、外国語を知るには先ず母語を知る必要です。ものごとを考えるのも、自分の考えを表現し、他人の考えを受け止めるのも、言葉によってです。情感も言葉によって伝えられ、深められます。日本語をしっかり身につけなければ、考えることも、感じることも、意思を伝え合うこともできません。従って、日本語とは何か、それを知ることは日本語の理解、日本文化の認知において役立つことになります。
受講要件 前期の「言語比較論Ⅰ」を履修済みであることが望ましいです。
事前・事後学修の内容 人間は言葉で考え、言葉で対話する。言葉の素養を養い、言葉に興味を持つこと。更に、予習、復習などをちゃんとやり、授業中積極的に発言すること。
講義内容  1奈良時代の日本語1
 2奈良時代の日本語2
 3平安時代の日本語1
 4平安時代の日本語2
 5鎌倉時代の日本語1
 6鎌倉時代の日本語2
 7室町時代の日本語1
 8室町時代の日本語2
 9江戸時代の日本語1
 10江戸時代の日本語2
 11明治時代の日本語1
 12明治時代の日本語2
 13現代日本語1
 14現代日本語2
 15まとめとレポートの書き方
評価方法 ショート・プレゼンテーション、小論文、授業中の積極性を加味して評価します。
教科書等 教科書:特になし。必要に応じてプリントを用意します。
参考書:鈴木孝夫著『ことばと文化』(岩波新書)
    氏家洋子著『言語文化学の視点』(おうふう社)
    渡辺秀夫著『詩歌の森-日本語のイメージ』(大修館書店)
    内林政夫著『右の文化と左の文化』(紀伊国屋書店)
    大河内康憲著『中国語の諸相』(白帝社)
担当者プロフィール 日本語学(現代日本語、日本語史)を専攻。主として日本語の文法、語彙、意味、漢語の意味史、言語文化という見地からの日中両国語の比較対照、などについて研究。主要論文「中国語との比較による奈良平安鎌倉時代に於ける漢語の意味変化に就いての研究」、「「覚悟」の意味用法の通時態」、「日本語に於ける「道」の受容と展開-「芸道」の生成を一階梯として-」、「中日両国語に於ける「和平」と「平和」について」、」、「漢語の意味変化について―「迷惑」の続貂―」
備考