科目名 国際安全保障論Ⅱ
単位数 2.0
担当者 准教授 西田 竜也
履修時期 後期
履修対象 2年
概要  この科目は、安全保障を専門的に学習・専攻することを希望する学生に加え、一般教養として国際政治を学ぶ学生も幅広く対象とします。これまで「この科目のリーディング・アサインメントや課題は大変だった」との声を踏まえ、今年度からは内容を大幅に変更し、多くの学生にとって履修しやすいようにしました。
 後期は、前期で学んだ安全保障に関する基礎理論を基に、安定した国際政治システムとはどのようなものか、そして、日本の安全保障をどのように維持してゆくかについて考えます。できるだけ楽しめるものとなるよう、ディスカッションやシミュレーションなどインターアクティブなやり方を取り入れたいと思います。
 この授業では好奇心とユーモアを発揮してください。 私も、皆が「この授業は面白い、とらなくては損だ」と思ってもらえるような授業にするつもりですので、ぜひ一度顔を出してみてください。
科目の到達目標  この科目は、単に安全保障に関する専門知識や理論を覚えることではなく、安全保障に関する様々な事例を通じて、自ら疑問を提起し、深く考えること促し、習慣付けてゆくことにその狙いがあります。安全保障の問題を深く追求・議論することで、物事を考えることを実践します。
受講要件  特にありません。国際政治一般に関心があれば十分です。授業では、とかく難しいと思われがちな国際政治の事件や理論をわかりやすく解説したいと思います。
事前・事後学修の内容  授業をよく理解できるよう、プリント配布します。
講義内容 1.はじめに:授業の進め方
2.レビュー(国際システムの特質と安全保障に影響を与える諸要素)
3.国際システムの特質と比較(1)ウィーン体制と冷戦システム
4.国際システムの特質と比較(2)ビスマルク体制とヴェルサイユ体制
5.核兵器は平和をもたらすのか(1)(核抑止論)
6.核兵器は平和をもたらすのか(2)(キューバ危機)
7.なぜ日本は戦争へと突入したのか(1)(明治維新~第一次世界大戦)
8.なぜ日本は戦争へと突入したのか(2)(満州事変~太平洋戦争)
9.なぜ沖縄に米軍基地が集中しているのか
10.なぜ日米安保条約は結ばれたのか
11.なぜ米国は同盟システムを作り上げたのか
12.平和・安保法制をどう考えるか
13.アジア太平洋地域安全保障シミュレーション(1)
14.アジア太平洋地域安全保障シミュレーション(2)
15.まとめ
評価方法 平常点30%、授業準備30%、授業参加20%、レポート20%
教科書等 教科書:ジョセフ・S・ナイ・ジュニア、デイヴィッド・A・ウエルチ『国際紛争:理論と歴史』(第9版)有斐閣、2011年; 小笠原高雪等編『国際関係・安全保障用語辞典』(第二版)ミネルヴァ書房、2013年; 滝田賢治編『アメリカがつくる国際秩序』ミネルヴァ書房、2014年

参考書:また、世界史をこれまで勉強したことがない人は、例えば、『詳説 世界史』(山川出版社)、『世界史総合図録』(山川出版社)を手元に置いておくと良いかもしれません。もちろん、高校で使用した日本史や世界史の教材・資料集等があればそれを活用していただくことでも、大丈夫です。
担当者プロフィール  国際関係理論、国際安全保障論が専門であるが、幅広く政治・経済理論を応用した公共政策に関心を持つ。外交実務、国連実務の経験もあり、理論の政策への応用に関心がある。
備考