科目名 基本統計学Ⅰ
単位数 2.0
担当者 国際学部 准教授 山根 史博
履修時期 前期
履修対象 2年次
概要 私たちは不確実な世界に生きています。たいてい、複雑な事象(人の心理・行動、社会・経済の構造など)を正確に把握することや、将来の出来事(災害、寿命、収入など)を正確に予想することは至難の業です。それでも、私たちはそうした状況での判断や選択(就職、結婚・育児、商売、資産運用、選挙、政策など)を迫られることが多々あります。近年は特に「エヴィデンスに基づく判断・選択」を求められるようになってきました。そのために必要なスキルは、データの意味を正確かつ客観的に読み取ること、適切な方法でデータを収集し分析することです。この講義では、データの読み取り方や確率について解説し、問題演習を通じてそれらの修得を目指します。
科目の到達目標 Darrel Huffは自著『統計でウソをつく法』において「いつの日か、統計的思考は市民にとって読み書きの能力と同様に必要なものになるだろう」と述べています。よくよく注意すれば、世の中には偏ったデータや不正確なデータ、印象操作されたデータが多く出回っており、大半の人々がそのことに無防備に影響され、無意識に誤った判断・選択をし、不利益をこうむっているからです。適切なデータの解釈・収集・分析方法を身につけることで、こうしたデータ環境の不備に対する免疫力をつけ、不利益を回避できるようになりましょう。
受講要件 特にありませんが、一回一回が基礎の積み重ねなので、遅刻・欠席すると以降の講義についていけなくなる恐れがあります。安易に遅刻・欠席しないようにしてください。
事前・事後学修の内容 分からないことがあれば、すぐに質問してください。
毎回、演習問題の時間を設けるので、電卓を持参してください。
教科書を購入してください。練習問題に取り組んでもらいます。
講義内容 第1回:ガイダンス
第2回:ヒストグラムと代表値
第3回:問題演習
第4回:確率
第5回:問題演習
第6回:中間テスト①
第7回:確率変数
第8回:問題演習
第9回:離散型確率分布
第10回:連続型確率分布
第11回:大数の法則
第12回:問題演習
第13回:中間テスト②
第14回:正規分布の成り立ちと汎用性
第15回:問題演習
評価方法 平常点30点、中間テスト30点、期末テスト40点で評価します。
教科書等 教科書:豊田利久ほか著『基本統計学(第3版)』東洋経済新報社 2010年
参考書:なし
担当者プロフィール 専門:環境経済学、計量経済学、リスク認知学など。
学位:京都大学博士(地球環境学)
備考