科目名 地域再生論
単位数 2.0
担当者 金谷信子、寺田英子、曾根幹子、目黒紀夫、李玲
履修時期 後期
履修対象 2年生以上
概要  地域再生法が2005年から施行され、「地域が自ら考え、行動する、国はこれを支援する」との考え方の下に地域再生が注目されている。地方消滅という危機感が高まるなかで、政府の地方創生戦略も始まった。しかし、地方の疲弊は、高度成長期から深刻化しており、地域再生は、雇用・経済、交通、住宅、教育、文化、健康、福祉など様々な課題が絡み合う難題である。一方、昨今では、人々の間に田園回帰や経済成長志向の見直しという新しい動きも見られる。
 このため本講義では、地方格差を拡大させてきた社会・経済環境の変遷と今日の諸課題の実態について学んだ上で、地域再生のためのアイディアについて、グローバルな視点を交えながら考え、さらに持続可能な地域再生の方策のあり方について展望していく。
科目の到達目標  地域再生の現状を、“事実”に即して理解し、また様々な専門分野の知見を踏まえながら深く学ぶことにより、総合的な視野を身につけるとともに、多角的な視点から地域再生の可能性と課題を自ら考える力を養っていくことを目指す。
受講要件  特にありません。あらゆる学生を歓迎します。
事前・事後学修の内容  現代社会の様々な問題-身近でローカルな課題からグローバルな課題まで―についてアンテナを張り、自分の関心事と照らしながら積極的に受講することを希望します。
 適宜課題を出す予定であるため、これらに沿って各講義の振り返りや関連事項について自発的に学びを進めて下さい。
講義内容 ◆問題提起
 1 ガイダンス 地域再生の背景-超少子高齢化、成長志向、グローバルな都市化 (金谷)
 2 エッセンシャル・サービスを確保する手立て~地方の課題(寺田) 
 3 郊外団地の高齢化・人口減少と対策 都市の課題 (金谷)
 4 地域再生は何をめざし、誰が担うのか?―ソーシャル・キャピタルという視点(金谷)
◆地域再生の方策
 5 まちづくりと公共交通:富山市におけるコンパクトシティの取り組み(寺田)
 6 地域志向ビジネス(李)
 7 地域ブランディング(李)
◆地域再生のアイディア
 8 健康づくりと地域づくり(曾根)
 9 離島というフロンティア(目黒)
10 アート・文化(金谷) 
11 野生生物と環境(目黒)
◆グローバルな視点
12 社会的包摂をめざした交通政策の失敗:イギリスの事例から(寺田)
13 都市化と地方の空洞化:アフリカの事例から(目黒)
14 地域再生は誰のため? 地域振興政策の系譜 競争vs.再分配 (金谷)
15 まとめ(全員)

 
評価方法  基本的にレポートの内容で評価しますが、授業への参加態度も加味して総合的に評価します。
教科書等  特にありません。参考資料等は、授業の中でお知らせします。
担当者プロフィール
備考  外部講師等の都合により、講義日の変更がある場合があります。