科目名 日本画実習Ⅰ
単位数 8.0
担当者 芸術学部 准教授 今村 雅弘
履修時期 通期
履修対象 美術学科日本画専攻1年
概要 授業形態:実習
設定される実習課題:植物制作、古典作品模写、動物制作、風景制作、静物制作、自画像制作

・日本画は飛鳥・奈良時代、中国大陸や朝鮮半島から仏教文化の流入とともに渡来した画家集団が行った絵画制作に始まり、その表現技法は時代の流れの中で形を変えながらも現代まで受け継がれている。日本画実習Ⅰでは、良い伝統を新たな世代に伝え、その感性に応じた創作の中で生かされるよう課題制作を通して指導する。
科目の到達目標 ・素描、制作準備、日本画制作導入部から作品完成に至る各段階で、日本画についての知識、思考方法、技術を修得する。
・古典作品模写により日本画の伝統的な技法や絵画性を学ぶ。
受講要件 美術学科日本画専攻1年次
事前・事後学修の内容 古典から現代までの日本画はもとより、広く芸術作品を美術館や画集等で研究鑑賞すること。
必要な画材は、授業で指示する。
講義内容 前期
課題1 日本画制作「植物制作(百合)」  植物を主題とした日本画制作(B2サイズ)
1 植物写生 ・制作準備【小下図、大下図 等】 
2 日本画技法材料講義【日本画制作の解説、日本画技法材料講義】
3 日本画制作【技法・材料研究】
4 日本画制作【技法・材料研究】
  講評会 【作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】

課題2 日本画制作「植物制作(菊)」植物を主題とした日本画制作(B2サイズ)
5 植物写生 ・制作準備【小下図、大下図 等】 
6 日本画制作【技法・材料研究】
  講評会 【作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】

課題3 日本画制作「植物制作(芍薬)」植物を主題とした日本画制作(B2サイズ)
8 植物写生 ・制作準備【小下図、大下図 等】 
9 日本画制作【技法・材料研究】
  講評会 【作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】
課題4 日本画制作「動物制作」  動物を主題とした日本画制作(50号)
10 動物スケッチ(安佐動物園) 
11 制作計画【小下図、大下図 等】 、制作準備【パネル、基底材、描画材 等】 
12 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
13 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
14 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
   合同講評会(日本画専攻教員全員による)【作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】

課題5 模写「鳥獣戯画」「病草紙」模写実習 (白描)
15 原本研究【関連図書や模本による研究】 、制作準備【パネル、支持体、 等】
16 模写制作【臨写技法、上げ写し技法、墨線の研究】 ・技法材料研究【墨について 等】
   講評会 【模写作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】


後期
課題6 日本画制作「風景制作」  を主題とした日本画制作(50号)
17 素描、スケッチ 
18 制作計画【小下図、大下図 等】 、制作準備【パネル、基底材、描画材 等】
19 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】 
20 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
21 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
  講評会 【作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】

課題7 日本画制作「静物制作」  を主題とした日本画制作(50号)
22 素描、スケッチ 
23 制作計画【小下図、大下図 等】 、制作準備【パネル、基底材、描画材 等】
24 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】 
25 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
   講評会 【作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】

課題8 日本画制作「自画像制作」  絹本を用いた日本画制作(20号)
26 素描、スケッチ 
27 制作計画【小下図、大下図 等】 、制作準備【絹本下準備、描画材 等】
28 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
29 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
30 日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】
   合同講評会(日本画専攻教員全員による)作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】


評価方法 実習への取り組み姿勢、理解度、出席状況を実習進度の段階ごとにチェックし評価の基準とする。提出作品により観察力、造形力、表現技術の到達度を点数化し評価する。各課題における作品提出を単位取得(可)の条件とする。さらに作品に感性の豊かさや表現の的確さが認められるものを(良)、優れたものを(優)、特に優れたものを(秀)とする。
教科書等 画集等の参考資料を必要に応じて提示する。
担当者プロフィール 前田 力 日本美術院特待
備考 ・各課題について事前に指定した用具、画材を用意すること。
・課題3「動物制作」では授業の一環として学外施設でのスケッチを行う。経費は受講者の自己負担とする。