科目名 現代軍縮・平和論Ⅰ
単位数 2.0
担当者 広島平和研究所 教授 水本 和実
履修時期 前期
履修対象 博士前期課程1、2年
概要 現代の世界は平和構築のためのさまざまな課題に直面しているが、軍備・兵器の縮小と対立・紛争の解決は、依然として重要な課題である。本講義では核兵器を中心とした軍備縮小の可能性と課題・問題点を扱う。「現代」とは原則として第2次大戦後から今日までを指す。講義では、できるだけ具体的なトピックを扱う。受講生はトピックごとに講師が事前に用意した日本語・英語のテキスト・資料に目を通し、講義では交代で要旨の報告を行う。授業形態は講義。
科目の到達目標 講義全体を通じて、軍備縮小がもたらす平和の可能性と課題・問題点について理解を深め、現実に国際社会に存在する平和のための諸課題について具体的な解決策を考える思考力を養うことを目的とする。
受講要件 受講生のレベルに応じて英語の論文や資料も用いるので、一定の英語の読解能力があることが望ましい。
事前・事後学修の内容 (事前学修)資料には英語の雑誌等の記事も用いる予定ですので、指定した資料を事前に読んでくること。受講生により交代で報告や討議を行う予定ですので、テーマごとにその準備をすること。
(事後学修)関連する論文や文献を講義で紹介するので、それらを読んで知識の定着をはかること。
講義内容 1 核兵器の現状と軍縮の課題-世界
2 同-米国
3 同-ロシア
4 同-英国、フランス
5 同-中国
6 同-インド・パキスタン
7 同-イスラエル・中東
8 同-北朝鮮・北東アジア
9 日本の核政策
10 核不拡散条約(NPT)の現状と課題
11 非核兵器地帯条約の現状と課題
12 包括的核実験禁止条約の現状と課題 
13 核軍縮と市民社会
14 核兵器の非人道性と核軍縮
15 まとめ
(トピックスはいずれも予定。講義で適宜、指示します)
評価方法 現代の核軍縮に関する包括的な知識を身につけることを到達目標とします。出席、期末レポート(テーマ・字数は講義で指示します)、講義で行う意見交換での発言内容などで総合的に評価します。
教科書等 広島平和研究所編『なぜ核はなくならないのかⅡ』(法律文化社、2016年)、同『21世紀の核軍縮』(法律文化社、2002年)、黒沢満編著『軍縮問題入門(新版)』(東信堂、2005年)、水本和実『核は廃絶できるか』(法律文化社、2009年)。その他、講義で適宜指示します。
担当者プロフィール 広島市出身、大学では国際政治、大学院では国際関係論を専攻。新聞記者を経て1998年から広島平和研究所研究員。核軍縮のほか、原爆投下や被爆体験の諸問題を研究。このほか日本と朝鮮半島(韓国・朝鮮)の平和構築や、カンボジア復興支援などにも関心を持っている。
備考