科目名 国際開発論Ⅰ
単位数 2.0
担当者 講師 目黒 紀夫
履修時期 前期
履修対象 博士前期課程1、2年
概要 この講義では、「開発を調べる面白さ」をテーマとして、世界および日本の国際開発・開発援助の現状を議論した文献を講読する。受講生の間で担当を割り振り、担当者は各回の範囲を要約したレジュメと議論の論点を用意し、他の受講生も疑問点や論点を用意してくる。担当者は自らが担当する回の議論をファシリテーターとして取りまとめ、その結果および議論の中で浮上した疑問点などについて調べた結果をレポートとして提出する。「振り返り」の回は、そのレポートを踏まえて総合討論を行なう。
科目の到達目標 今日の国際開発・開発援助を取り巻く課題を理解するとともに、そこからさらに問いを設定し、調べることで、主体的に調査・研究を行なえるようになること。
受講要件 特になし
事前・事後学修の内容 全員:各回の講義で取り上げる教科書の範囲を事前に読み、論点を整理してくること。
担当者:担当回の講義で取り上げる教科書の範囲を事前に読み、要約と論点をからなるレジュメを作成するとともに、議論の結果とその中で浮上した疑問点について調べた結果をレポートとしてまとめること。
講義内容 1. 序章:野蛮/文明から生存へ
2. 第1章:生活の質をどう評価するか
3. 第2章:貧しい人々は何をもっているのか
4. 第3章:たった一つの村を調べて何になるのか
5. 第Ⅰ部(第1章~第3章)の振り返り
6. 第4章:分業は何を生み出すのか
7. 第5章:「想定外」はなぜ繰り返されるのか
8. 第6章:緊急物資はなぜ届かないのか
9. 第7章:豊かな資源は呪いか
10. 第Ⅱ部(第4章~第7章)の振り返り
11. 第8章:戦後日本は、なぜ援助の乗り出したのか
12. 第9章:日本に援助庁がないのはなぜか
13. 第10章:「日本モデル」はなぜ打ち出されなかったのか
14. 終章:開発の未来学
15. 第Ⅲ部(第8章~終章)の振り返り
評価方法 講義内の発言(30%)および担当回のレジュメ(30%)とレポート(40%)に基づき成績は評価する。
教科書等 教科書:佐藤仁『野蛮から生存の開発論―越境する援助のデザイン』(ミネルヴァ書房、2016年)
担当者プロフィール 専門は環境社会学とアフリカ地域研究。東アフリカのケニアで野生動物の保全と地域社会の変容にかんする現地調査を実施。
備考