科目名 非営利組織論Ⅱ
単位数 2.0
担当者 教授 金谷 信子
履修時期 後期
履修対象 博士前期課程1、2年
概要  市民社会あるいは非営利組織は、人々のつながりや信頼を強化する基盤(ソーシャル・キャピタル)となり、それが地域や国の社会経済全体のパフォーマンスを向上させる可能性を有することに、近年注目が集まっている。また非営利組織は、既存の企業社会に新たなビジネス・モデルを提起する面でも、新たな注目を集めている。
 本講義では、こうした非営利組織の新たな課題を扱った文献を読み議論する。
科目の到達目標 ① ソーシャル・キャピタルの基礎概念を習得し、非営利組織との関係を考察する。
② 営利のみを追求しない社会的企業の基礎概念を習得し、社会に新しい価値観を提示する事業や労働の形と
可能性について考察する。
受講要件 特にありません。
事前・事後学修の内容  指定するテキストにより、該当箇所の事前学修を十分に行うこと。また発表に際しては、担当箇所について理解を深め、十分に準備を行うこと。学期末には学んだ内容を中心に、レポートを作成すること。
講義内容 1 ソーシャル・キャピタルと非営利組織
  ①ソーシャル・キャピタルの基礎理論
  ②ソーシャル・キャピタルに関する様々なアプローチ
  ③市民参加・ボランティアとの関係
  ④コミュニティとの関係
  ⑤日本のソーシャル・キャピタルを計測する

2 社会的企業
  ①社会的企業の概念と理論
  ②労働環境・福祉制度の変化
  ③各国の社会的企業(起業)の現状と支援制度
  ④ 事例

  ※詳細は受講生と相談して決める予定
評価方法  到達目標:ソーシャル・キャピタル又は社会的企業の基礎的理論等を習得する。
 評  価:出席・議論への参加(30%)、発表・レポート(70%)による。発表・レポートは①文献内容についての理解度、②独自の視点を評価。
教科書等 【参考書】
 パットナム (2006)『孤独なボウリング:米国コミュニティの崩壊と再生』柏書房
 ペッカネン(2008)『日本における市民社会の二重構造』木鐸社
 OECD(2010)『社会的企業の主流化』明石書店  など
担当者プロフィール  非営利組織論、非営利経済論、福祉経済論などについて研究。著書に『ボランティア革命』(共著)『NPOデータブック』(共著)『福祉のパブリック・プライベート・パートナーシップ』(単著)など。
備考  NPO/NGO,ボランティア、市民活動、市民社会、社会的企業etc.さまざまな言葉で語られる民間による公益活動・社会貢献に関心がある学生は誰でも歓迎します。