科目名 情報伝送方式特論
単位数 2.0
担当者 システム工学専攻 講師 神尾 武司,准教授 桑田 精一
履修時期 前期
履修対象 1,2年
概要 放送・通信分野においては,アナログ伝送からディジタル伝送への普及が急速に進んでいる.これはディジタル変復調技術に加え,MPEGに代表される高能率符号化技術の進展が大きな原動力となっている.ディジタル情報伝送の代表ともいえるディジタル放送システムを例として,変復調技術を中心に誤り訂正技術,高能率符号化技術など情報伝送のための技術,研究について講義する.また,量子もつれによる通信技術に関連して,量子情報理論について講義する.授業は講義の形態で実施する.
科目の到達目標 ・前半パート(1-8回):ディジタル情報伝送に関する基礎的技術を理解する.さらに,研究事例を通して,ディジタル情報伝送技術の重要性を認識する.
・後半パート(9-15回):量子情報理論を通じて,通信技術の重要性を認識する.
受講要件 特になし.
事前・事後学修の内容 講義スライドをIT’s classにアップロードするので,予習・復習に適宜活用する.
講義内容 第1回 講義概要の説明(前半パート(神尾),後半パート(桑田))+地上ディジタル放送システムの概要・最新動向
第2回 地上ディジタル放送システムのキーテクノロジー
第3回 ディジタル変復調技術:単一キャリヤのディジタル変調方式
第4回 OFDM変復調方式①:変調方式
第5回 OFDM変復調方式②:マルチパス対策
第6回 OFDM変復調方式③:同期技術,増幅時の課題
第7回 OFDM変復調方式④:伝送速度,SFN,誤り訂正
第8回 研究事例および前半のまとめ
第9回 量子力学の基礎
第10回 量子ビット・量子ゲート・量子回路
第11回 量子系のエントロピー
第12回 量子通信過程と相互エントロピー
第13回 量子系の通信方式
第14回 量子系の伝送効率
第15回 後半のまとめ

第1~8回を神尾講師、第1回および第9~15回を桑田准教授が担当する。
評価方法 受講態度,レポートにより評価する.これらの合計得点が90点以上で「秀」評価,80点以上で「優」評価,70点以上で「良」評価,60点以上で「可」評価とする.なお,欠席が各パートで3回に達したとき,「欠席」評価とする.
教科書等 教科書:生岩 量久 著 「ディジタル通信・放送の変復調技術」(コロナ社)
参考書:生岩 量久,安 昌俊 共著 「OFDM技術とその適用」(コロナ社)
参考書:ニールセン・ミカエル,チャン・アイザック 著 「量子コンピュータと量子通信」(オーム社)
担当者プロフィール 担当者プロフィール:
神尾:通信・信号処理研究室に所属し,主に,学習理論,最適化手法,放送電波品質の理論解析に関する研究に従事.
桑田:通信・信号処理研究室に所属し,量子情報理論・量子通信に関する研究に従事.

学生の学習指導・支援体制:
授業内容や宿題などに関する質問および相談は随時受け付けていますが,研究室を訪ねる場合は授業前後の空き時間や電子メールなどで事前にアポイントメントを取るようにしてください.
備考