科目名 通信トラヒック特論
単位数 2.0
担当者 情報工学専攻 准教授 高野 知佐, 准教授 小畑 博靖
履修時期 後期
履修対象 1,2年
概要 本講義では,従来の情報ネットワーク分野における学術基盤では取り扱うことが困難な諸問題(大量で多様な端末の収容,ネットワークの大規模化・多様化・複雑化)に対し,数理学,物理学,社会経済学といった新しい視点からのアプローチについて学び,今後の情報ネットワークの発展を支える学術基盤としての「情報ネットワーク科学」について理解する.
さらに,応用として,情報ネットワークにおける最新のトラヒック制御およびネットワーク性能評価技術について学ぶ.
授業は,講義および輪講形式ですすめる.
科目の到達目標 複雑な対象を解明するために,標準的な考え方だけではなく,違った観点から問題を整理し,総合的な問題解決能力を身につける.また,最新のトラヒック制御と性能評価技術についての知識を習得し,新しい情報ネットワーク技術に対する応用力を磨く.
受講要件 解析学,確率統計,情報ネットワークおよびネットワークプロトコルの基本技術について理解していることが望ましい.
事前・事後学修の内容 教科書の指定範囲を読み,ノートに整理する.
事前に配布する資料を熟読し,レジュメを作成する.
講義内容 (1) ガイダンス(准教授 高野,准教授小畑)
(2~8)  確率統計,待ち行列理論,情報ネットワークにおける分散制御 (准教授 高野)
(9~15) 情報通信ネットワークへの応用 (准教授 小畑)
(2) 確率変数と期待値
(3) 確率変数の特性値
(4) 確率分布と母関数
(5) 確率過程入門
(6) 待ち行列理論入門
(7) 自律分散制御概要
(8) 自律分散制御と偏微分方程式
(9) トラヒック制御とネットワーク性能評価技術に関する発表と討論の準備
(10) トラヒック制御とネットワーク性能評価技術に関する発表と討論(メディアアクセス制御)
(11) トラヒック制御とネットワーク性能評価技術に関する発表と討論(誤り制御および再送制御)
(12) トラヒック制御とネットワーク性能評価技術に関する発表と討論(フロー制御)
(13) トラヒック制御とネットワーク性能評価技術に関する発表と討論(輻輳制御)
(14) トラヒック制御とネットワーク性能評価技術に関する発表と討論(QoS制御)
(15) まとめ
評価方法 出席状況,授業中の態度,発表内容,発表における質疑応答などを総合して評価する.
教科書等 【教科書】
必要に応じて授業時に資料を配布.
【参考書】
・情報ネットワークの分散制御と階層構造:会田 雅樹,コロナ社
・岩波講座インターネット〈5〉ネットワークの設計理論:滝根 哲哉/西尾 章治郎/伊藤 大雄,岩波書店
・理工学者が書いた数学の本「確率と確率過程」:伏見正則,講談社
・情報ネットワーク工学:池田 博昌/山本 幹,オーム社
担当者プロフィール コンピュータ通信(有線,無線),衛星通信等の情報ネットワークを構成するために必要な基本的な諸技術について教育・研究を行なっています.
授業内容や宿題などに関する,学生の個別学習相談を適宜受け付けています.
必ずメールで相談日時を確認の上,研究室を訪ねてみてください.
※ 教員の所在は,学内サイネージ等に掲示されています

高野 知佐:
http://www.netsci.info.hiroshima-cu.ac.jp/takano.html
小畑博靖:
http://rsw.office.hiroshima-cu.ac.jp/Profiles/4/0000324/profile.html
備考 【教職】中・高専修(数学)