科目名 美学特講
単位数 2.0
担当者 教授 関村 誠
履修時期 通年
履修対象 1・2年
概要 現代の芸術文化の状況に組み込まれ、さらに新たな文化創造に寄与していく造形作家は、文化を成立させている基盤とその中での人間の感性の特質を捉えつつ、創造活動のあり方に対して批判的に検討を加えていかねばならない。それによって、作家は自らの制作の精神的基礎を固めることができる。この講義では、こうした思索の深化と批判精神の練成に向けて美学・哲学の諸問題を考察する。
科目の到達目標 自分の制作にとっての重要概念について考察を深め、それを言語表現し理論構築する力を身につける。
受講要件 制作における問題を美学的観点から考察したい学生。
事前・事後学修の内容 美学・哲学的な問題を、自らの創造における探究に引き寄せて考察する。美学にかかわるテキストの読解によって、思索内容の理論的な組み立て方を学ぶ。
講義内容  以下の項目を講義で扱う。
1前期ガイダンス
2かたち
3型と像
4形式と内容
5模倣理論
6写実と模倣
7うつし
8複製、コピー、模倣
9口頭発表と議論(「かたち」について)
10口頭発表と議論(「うつし」について)
11口頭発表と議論(型の機能について)
12口頭発表と議論(写実の意味について)
13口頭発表と議論(現れの受容について)
14口頭発表と議論(現れの創造について)
15前期の総括
16後期ガイダンス
17感性
18共通感覚
19口頭発表と議論(共通感覚について)
20芸術と狂気
21口頭発表と議論(芸術と狂気について)
22仮面と顔
23口頭発表と議論(仮面と顔について)
24芸術と精神分析
25口頭発表と議論(芸術と精神分析について)
26芸術と場
27口頭発表と議論(芸術と場について)
28記憶と想像
29口頭発表と議論(記憶と想像について)
30議論の総括
評価方法 レポート
教科書等 講義の中で参考書を指示する。
担当者プロフィール 東京芸術大学で博士(美術)、ブリュッセル自由大学で哲学博士を取得。古代ギリシアを中心とする哲学・美学を専門としている。主な著書は『像とミーメーシス プラトンからの美学』勁草書房、Platon et la question des images, Ousia, Bruxelles.
備考