科目名 現代社会と平和
単位数 2.0
担当者 准教授 四條知恵
履修時期 後期
履修対象 1・2年次
講義形態 講義
講義の目的 本講義は、「誰が周縁におかれているのか」という視点から現代社会と平和に関わる多様な問題を取り上げ、現在の社会的・文化的枠組みを批判的に考察していく力を養うことをねらいとする。社会的・文化的マイノリティをめぐって学際的に展開されてきた理論を取り上げつつ、障害、ジェンダー、歴史認識に関する問題などを議論する中で、多様な社会的・文化的背景を持つ人々が共生する「平和」な社会の構築に寄与する道筋を探る。
到達目標 「周縁」という視点から、現在の社会的・文化的枠組みを批判的に考察していく力を養う。
受講要件 特になし
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 文献購読などの事前学習を行い、発表する。
講義内容 第1回 イントロダクション
第2・3回 報道と語られないもの
第4・5回 周縁という視点(1)障害
第6・7回 周縁という視点(2)部落差別
第8・9回 周縁という視点(3)女性
第10・11回 歴史表象をめぐる摩擦(1)原爆展論争
第12・13回 歴史表象をめぐる摩擦(2)世界文化遺産
第14・15回 まとめ/周縁から現代社会を考える
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 担当する文献についての発表内容、議論への貢献で評価する。
・事前学習を含む、授業参加度30%
・発表30%
・議論への貢献40%
教科書等 初回および講義の中で適宜指示する。
担当者プロフィール 資料・聞き取り調査をベースに、原爆被害の記憶・表象研究を行ってきた。最近は、ろう文化研究や障害学も視野に、原爆被害の歴史叙述を考えている。著書に『浦上の原爆の語り』(未來社、2015)など。
研究室:広島平和研究所4階 416研究室
講義に関連する実務経験 2000年4月〜2006年3月 広島平和記念資料館に勤務
課題や試験に対するフィードバック 課題は講義内で講評を行う。
アクティブ・ラーニング プレゼンテーション、調査活動、ディスカッション
キーワード 周縁、言語的マイノリティ
備考