科目名	核軍縮と核軍備管理
単位数	2.0
担当者	非常勤講師　戸�ｱ　洋史
履修時期	集中
履修対象	修士課程
講義形態	講義
講義の目的	国際システムの動向、ならびに主要な形成要因（パワー、利益および規範）を踏まえつつ、核軍縮・軍備管理の動向、役割および課題に関して、理論（国際関係論、安全保障論、核戦略論を含む）および政策の両側面から考察する。講義の終盤では、各受講生は関心のあるテーマについて報告を行い、議論する。
到達目標	核軍縮・軍備管理に関する多面的な分析・考察を通じて、その動向、役割および課題についての理解を深める。
受講要件	特になし
履修取消の可否	可
履修取消不可の理由
事前・事後学修	講義などで示す参考・関連文献に目を通す。また関心分野について報告の準備を行う。関連する報道・論考などを読む。
講義内容	1. イントロダクション・総論 2. 核時代の始まりと軍備管理・軍縮 3. 核不拡散：核兵器不拡散条約（NPT） 4. 核不拡散：核拡散問題と対応（北朝鮮／イラン問題など） 5. 核戦略・抑止：冷戦期 6. 核戦略・抑止：冷戦終結と核問題の変容 7. 核軍備管理：米ソ核軍備管理 8. 核軍備管理：米露核軍備管理 9. 核軍備管理・軍縮の停滞 10. 核兵器禁止条約（TPNW） 11. 日本の核軍縮・不拡散政策 12. 核軍備管理・軍縮の課題と今後 13〜15：受講生の報告 （受講人数、受講生の関心分野も考慮しつつ適宜変更する）。 ※全15コマ
期末試験実施の有無	実施しない
評価方法・基準	平常点30%、報告・議論30%、レポート40%
教科書等	参考文献として、日本軍縮学会編『軍縮問題入門（第5版）』2022年（刊行予定）；秋山信将編『NPT?核のグローバル・ガバナンス』岩波書店、2015年；秋山信将・高橋杉雄編『「核の忘却」の終わり』勁草書房、2019年；広島県、日本国際問題研究所軍縮・科学技術センター『ひろしまレポート』（各年版）など。
担当者プロフィール	公益財団法人日本国際問題研究所軍縮・科学技術センター所長。核問題を中心とする軍備管理・軍縮・不拡散問題、核抑止論などを調査研究。
講義に関連する実務経験	九州大学、国際基督教大学において、核問題に関する講義を担当した。
課題や試験に対するフィードバック	レポートのドラフト（また可能な限り提出版）には、講評・コメントする。
アクティブ・ラーニング	プレゼンテーション、ディベート、ディスカッション
キーワード	核軍縮、核軍備管理、核不拡散、核抑止、核戦略
備考