科目名 平和思想と平和運動
単位数 2.0
担当者 竹本真希子(広島平和研究所准教授)
履修時期 前期
履修対象 博士前期課程
講義形態 講義
講義の目的 平和論の発展を理解するための前提として、ヨーロッパの平和運動および平和思想の発展と、政治・社会・文化と平和論との関係について知識を習得する。また内容に関連した史料や文献を講読し、議論することで、現在の平和論のあり方について考察する。
到達目標 ヨーロッパの平和運動・平和思想史に関する知識を習得する。
平和論の歴史的変化について知識を習得する。
受講要件 特になし
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 授業内で指示した文献、資料(日本語・英語、受講生の関心によってはドイツ語)を読む。
授業で取り上げたテーマに関して自らの論を展開させ、修論に備える。
講義内容 講義内容は以下を予定している。

1.ガイダンス 平和とは何か@ 平和の定義
2.平和とは何かA ヨーロッパ平和論の系譜(古代〜中世)
3.平和とは何かB ヨーロッパ平和論の系譜(近代以降)
4.平和運動の歴史@ 市民社会の発展と平和組織の登場
5.平和運動の歴史A 第一次世界大戦と平和運動
6.平和運動の歴史B 両大戦間期の平和運動
7.平和運動の歴史C 第二次世界大戦と平和運動
8.平和運動の歴史D 反核運動の歴史
9.平和運動の歴史E 平和運動の広がりとグローバル化
10.平和運動の歴史F 日本の平和運動
11.アジアとヨーロッパの平和主義 
12.平和学の発展
13.平和論と人間の安全保障論
14.平和主義とコスモポリタニズム
15.まとめ
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度(100%)
教科書等 竹本真希子『ドイツの平和主義と平和運動』(法律文化社、2017年)。
このほか、適宜授業内で資料を配布する。
担当者プロフィール 20世紀ドイツの平和運動と平和思想史を専門に研究している。
研究室:広島平和研究所(情報科学部別館4階) 413研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 授業内で議論をしていくなかで回答・講評する。
アクティブ・ラーニング
キーワード 平和学、平和運動、平和論、ドイツ、ヨーロッパ
備考 講義を中心とするが、必要に応じて講読、討論、研究発表なども行う。