科目名 | 日本の平和・安全保障政策 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 石田 淳 | ||
履修時期 | 前期集中 | ||
履修対象 | 修士課程1・2年 | ||
講義形態 | 演習 | ||
講義の目的 | 第二次世界大戦後の西太平洋地域において日本が今日に至るまで直面してきた安全保障上の課題とそれに対する政策対応を理解するのみならず、これを評価する際に必要な、安全保障論の理論的基盤(「安全保障のディレンマ」と「同盟のディレンマ」など)を学ぶ。 | ||
到達目標 | 第二次世界大戦後の西太平洋という歴史的・空間的文脈を踏まえ、日本の平和・安全保障の課題とそれに対する政策対応を評価する能力を身につける。 | ||
受講要件 | 特になし(ただし、国際政治学について予備知識がない場合には入門的な概説書に目を通しておくこと) | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 事前に、中西寛・石田淳・田所昌幸『国際政治学』(有斐閣、2013年)の第3章を精読しておくこと。 | ||
講義内容 |
以下の構成で授業を行う予定 1 はじめに―― 2 T戦争違法化の時代_戦争の不合理 3 T戦争違法化の時代_限定された正戦体制 4 U安全保障のディレンマ_棲み分けの平和に対する脅威 5 U安全保障のディレンマ_威嚇と強制外交 6 U安全保障のディレンマ_約束と安心供与 7 V同盟_行動の調整 8 V同盟_連結された二国間同盟 9 V同盟_拡大版の同盟のディレンマ 10 W専守防衛の範囲_個別的自衛権 11 W専守防衛の範囲_戦闘作戦行動 12 W専守防衛の範囲_集団的自衛権 13 X説得力の政治的基盤_行動の自由の逆説 14 X説得力の政治的基盤_対外コミットメント効果 15 おわりに *履修者の要望等を踏まえて計画を部分的に修正することはありうる |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 平常点 | ||
教科書等 | 中西寛・石田淳・田所昌幸『国際政治学』(有斐閣、2013年) | ||
担当者プロフィール | 東京大学大学院総合文化研究科教授。2009年〜2011年、日本平和学会会長、2016年〜2018年日本国際政治学会理事長。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 課題報告や討論コメントについては適宜フィードバックを行う。 | ||
アクティブ・ラーニング | プレゼンテーション、ディスカッション | ||
キーワード | 平和、安全保障 | ||
備考 |