科目名 | 現代国際法と平和特殊研究 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 特任教授 佐藤哲夫 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 博士後期課程 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 |
本講義の目標は、国際社会における平和の維持、紛争の予防と平和的解決等の諸問題の法的側面を的確に分析できる国際法の理解能力の獲得である。 具体的な授業計画としては、まず、国際社会の法的仕組みの基本的理解のために、現代国際法の基本構造、条約法、国際法と国内法の関係、国家の成立と変動(国家承認、政府承認、国家承継)、国家の基本的権利義務(主権、国家平等原則、不干渉義務)、国家管轄権と免除、外交・領事関係、個人の法的地位、国家領域、海洋法、宇宙空間、国家責任等の重要分野 の基礎的な知識の獲得と分析視点の理解を目指す。これらの知識と理解を前提として、次に、国際司法裁判所を中心として、国家間紛争の国際裁判による解決における主要問題(裁判所の構成、裁判の当事者、裁判管轄権、選択条項制度、訴訟手続、先決的抗弁、仮保全措置、判決、勧告的意見、安全保障理事会の決議の合法性と司法審査等)を扱う。以上の体系的理論的な学習を補完することを目指して、具体的な事例や最新の争点などを扱う文献を読み、双方向的な質疑応答や議論を行う。 |
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到達目標 | 履修者は、上記の目的の主要な内容を理解し、説明できる。 | ||
受講要件 | 指導教員が履修を認めたもの | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 教科書の指定範囲と指定資料を読み、授業における質疑応答の準備をする。 | ||
講義内容 |
具体的な授業計画としては、まず、国際社会の法的仕組みの基本的理解のために、現代国際法の基本構造、条約法、国際法と国内法の関係、国家の成立と変動(国家承認、政府承認、国家承継)、国家の基本的権利義務(主権、国家平等原則、不干渉義務)、国家管轄権と免除、外交・領事関係、個人の法的地位、国家領域、海洋法、宇宙空間、国家責任等の重要分野 の基礎的な知識の獲得と分析視点の理解を目指す。これらの知識と理解を前提として、次に、国際司法裁判所を中心として、国家間紛争の国際裁判による解決における主要問題(裁判所の構成、裁判の当事者、裁判管轄権、選択条項制度、訴訟手続、先決的抗弁、仮保全措置、判決、勧告的意見、安全保障理事会の決議の合法性と司法審査等)を扱う。以上の体系的理論的な学習を補完することを目指して、具体的な事例や最新の争点などを扱う文献を読み、双方向的な質疑応答や議論を行う。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 平常点。毎回の授業における準備状況、質疑応答の内容や質、担当する文献についての発表内容などを総合評価し、到達目標との関係で、広島市立大学成績評価に係るガイドラインに準拠して評価する。 | ||
教科書等 | 使用しない。 | ||
担当者プロフィール | 専門分野は国際法、国際組織法。一橋大学法学部卒業、1994年に博士(法学、一橋大学)の学位を取得。一橋大学大学院法学研究科教授を経て、2018年 4 月より現職。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | メールによるメールによる問い合わせや質問を受け付けている。問い合わせや質問を受け付けている。 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 国際法、条約法、国家承認、海洋法、武力行使の規制、国際裁判 | ||
備考 |