科目名 | 現代中国の政治と外交特殊研究 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 徐顕芬(広島平和研究所准教授) | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 博士後期課程1、2年 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 本特殊研究は、1949年に建国して今日までの中華人民共和国の歴史の軌跡を学ぶことを通して、現代中国政治の基本的構造を分析し、中国外交を多角的にとらえることを目的とする。とりわけ、現代日中関係の70年史を詳細に解説して、その構造分析を行う。講義では、近年公開された一次資料や学説などを紹介・吟味しつつ、主に内政と外交とのリンケージの観点から分析、解説する。なお、本特殊研究は講義と演習との両方の形態で実施される。 | ||
到達目標 |
中華人民共和国の政治と外交に関する事象について自分なりの考えを形成する。(知識) 戦後日中関係史を複眼的に捉える見方を養う。(思考力) |
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受講要件 | 特になし | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
毎回配布する資料をもとに、参考文献を読み、予習・復習する。 授業で学んだテーマに関して各自の見解をまとめる。 |
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講義内容 |
第1回、オリエンテーションーー中華人民共和国の70年史 第2回、現代中国政治プロセス 第3回、現代中国政治の基本構造 第4回、現代中国外交プロセス 第5回、中国の大国関係(米中、中ロ関係) 第6回、演習 第7回、演習 第8回、日中関係史1(国交正常化前) 第9回、日中関係史2(国交正常化後) 第10回、日中国交正常化交渉 第11回、日中平和友好条約交渉 第12回、日米中関係 第13回、演習 第14回、演習 第15回、総括:安定的な東アジア国際関係の構築 *講義の順序は変更することがある。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 特殊研究の参加度及び研究進捗状況に基づき総合的に評価する | ||
教科書等 |
教科書は使用せず、適宜資料を配布する。 参考文献:毛里和子『現代中国政治』(第3版)(名古屋大学出版会、2013年)。 参考文献はさらに講義内で紹介する。 |
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担当者プロフィール | 専門は現代中国研究、東アジア国際関係史。単著に『日本の対中ODA外交:利益・パワー・価値のダイナミズム』(勁草書房、2011年)、共著に『東アジアにおける二つの「戦後」』(国際書院、2012年)、『東アジアのなかの日本と中国:規範・外交・地域秩序』(晃洋書房、2016年)、『冷戦変容と歴史認識』(晃洋書房、2017年)、『アジアの平和とガバナンス』(有信堂、2022年)などがある。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 感想レポートおよび演習発表内容を取り上げ、授業中やWebClass上で回答・講評する。 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 中国政治、中国外交、日中関係、東アジア国際関係 | ||
備考 |