科目名 | 国際関係と平和 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 石田 淳 | ||
履修時期 | 前期(夏季集中) | ||
履修対象 | 修士課程1・2年(それ以外は要相談) | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 政治とは関係者の同意に基づく利害の調整である。この授業では、国際政治の観点から、平和学の概説的な講義を行う。近年の紛争(ウクライナやガザにおける紛争等)も取りあげる予定であるが、時事解説ではない。 | ||
到達目標 | 「全研究科共通科目」に位置づけられている「国際関係と平和」を履修することで、履修者は、何が平和を脅かすのか、何が平和の基礎となるのかを理解する。そして、直接的暴力、あるいは構造的暴力といった思考様式を身につける。 | ||
受講要件 | 特になし | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 事前に中西寛・石田淳・田所昌幸『国際政治学』(有斐閣、2013年)の第3章および第4章を読んでおくこと。 | ||
講義内容 |
以下の構成で授業を行う予定だが、履修者の要望等を踏まえて計画を部分的に修正することはありうる 1.はじめに――平和論の歴史的文脈 2.戦争違法化の時代 3.戦争と人間――軍隊経験者のリアリズム 4.戦争と人間――原爆経験者のリアリズム 5.平和に対する罪、人道に対する罪 6.平和憲法と平和条約 7.強制外交 8.安心供与外交 9.冷戦と同盟(基地) 10.日本の専守防衛 11.軍備管理(特に核兵器) 12.国際平和と国内統治 13.ロシアによるウクライナ侵攻 14.パレスチナふんそう 15.共存のためのフォーカル・ポイント |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 授業中の報告ならびに討論を評価する | ||
教科書等 |
【教科書】中西寛・石田淳・田所昌幸『国際政治学』(有斐閣、2013年)の第3章および第4章 なお、これ以外に課題文献は授業開始の2週間前までに提示する 【参考文献】吉川元『国際平和とは何か―人間の安全を脅かす平和秩序の逆説』(中央公論新社、2015年) |
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担当者プロフィール | 東京大学大学院総合文化研究科教授 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 課題報告や討論コメントについて適宜フィードバックを行う。 | ||
アクティブ・ラーニング | プレゼンテーション、ディスカッション | ||
キーワード | 戦争の違法化、棲み分けの平和、平和に対する罪、人道に対する罪、平和憲法、平和条約、強制外交と安心供与外交、冷戦と同盟、専守防衛、軍備管理 | ||
備考 |