科目名 発展演習T
単位数 1.0
担当者 国際学部教員
履修時期 前期
履修対象 2年次
講義形態 演習
講義の目的 各担当教員が指定した文献を細かくかつ深く読むことでその論理を読み解き、その結果を自分の言葉で報告することができるようになる。また、演習の場で他の学生との間で議論を行ない、それに基づき講読文献の主題と概要、問題提起などの主張を要約および論評するレポートをまとめることができるようになる。以上を通じて、あらゆる研究の基礎となるクリティカル・リーディング(批判的読解)の能力を身につける。
到達目標 ・文献を細かくかつ深く読み、その論理を読み解くことができる。(知識・技能、思考力・判断力・表現力)
・文献から読み取った内容を、自分の言葉で報告することができる。(知識・技能、思考力・判断力・表現力)
・文献についての理解が深まるように、他の学生と議論を行なうことができる。(思考力・判断力・表現力、主体性・協働性)
・精読と議論を通じて文献を批判的に読解した結果を、レポートにまとめる。(思考力・判断力・表現力)
受講要件 本演習は、国際学部学生必修の専門基礎科目である。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目であるため。
事前・事後学修 各担当教員が指定した文献について、毎回の授業で対象となっている範囲を精読し、その内容およびそれに対する自らの見解をまとめる。
講義内容 1.文献の論理を読み解く
担当教員の指定した、論理性と深みのある内容を持った文献を講読しながら、著者の問題設定、方法論、主張や問題提起を読み解いていく。著者の言説を自分の言葉で言い換えたり、その論理を再構成したりする形で内容を報告し、各自の読解について意見を交換することで、文献について議論を行なう。

2.何を読み取ったかを論理的に伝える
各自の読解を要約や書評にまとめるとともに、それを発表し、論理的かつ説得的な文章を書く能力にも磨きをかける。それぞれの文献について、1000文字〜2000文字のレポートをまとめることを目標とする。クラスによっては、講読文献に関連する文献を各自で選び、あるテーマに関するその内容を、評論や文学を横断して報告する場が設けられることもある。

詳細は、各演習担当教員の個別シラバスを参照のこと。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 発表、議論への参加の積極性、レポートなどを各担当教員がそれぞれのやり方で総合的に評価する。
教科書等 各担当教員が講読文献を指定するので、初回の演習までに用意しておくこと。
参考書:佐藤望他編著『アカデミック・スキルズ──大学生のための知的技法入門(第二版)』慶應義塾大学出版会、2012年。
担当者プロフィール 各担当教員のプロフィールは国際学部のウェブページを参照のこと。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック レポートなどの提出物に対して解説などを提示する。
アクティブ・ラーニング プレゼンテーション、ディスカッションなど(担当教員によってはこれ以外のアクティブ・ラーニングも行なう)。
キーワード 演習、クリティカル・リーディング
備考