科目名 | 海外短期英語留学 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 国際学部教授 井上泰浩 | ||
履修時期 | 9月に実施予定(前期に勉強会やオリエンテーションを別途実施) | ||
履修対象 | 全学年 | ||
講義形態 | 演習 | ||
講義の目的 | 広島市立大学の姉妹大学であるハワイ大学マノア校(The University of Hawai‘i, Manoa)にて、実践的な英語の運用能力の集中講義(国際学部の学生向けの特別編成プログラム)を受ける。教室内の講義だけではなく、ハワイ大学の学生との話し合い、ヴォランティア活動を通して街に出て英語を使うことで実践的で表現力に富んだ英語力とともに主体性と協働性をみにつける。午後は歴史文化に焦点を当て、フィールドスタディーで博物館や真珠湾攻撃の地(国立公園)を訪問して歴史と文化の知識を学ぶ。その他、ハワイ大学の実際の授業に参加し、また積極的に街に出ることで文化と実践的な英語にふれる。 | ||
到達目標 | 多民族が暮らすハワイで多様な異文化に触れながら、英語集中授業によって実践的な英語を学ぶとともに、ハワイの歴史、文化を事前に調査したうえで実際に体験する。観光では決して得ることのできない、より深い文化と歴史、現地の人々の考え方や生活習慣を体得する。 | ||
受講要件 | ハワイの文化と歴史に興味があり、積極的に活動を計画実施し、実践的な英語力を高めようという意欲のある学生。 | ||
履修取消の可否 | 否 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 渡航の準備から方法についてのオリエンテーション、また、ハワイの歴史と文化を事前に学習する勉強会を実施する。また、ハワイでのフィールドスタディーなどの移動についても事前に調べることで主体性と判断力をみにつける。 | ||
講義内容 |
* 英語集中(午前中10日間30時間) ハワイ大学マノア校Outreach Collegeによる国際学部向けの2週間集中英語プログラム(Special English Program)を受講する。実践的な英語のオーラル運用に特化した授業である。教室内の授業だけではなく、(1)ハワイ大学学生が会話の練習相手をするインターチェンジ、(2)文化研修としてハワイアン・フラのワークショップ、(3)インストラクターとホノルル市内に行き施設見学もしくはヴォランティア活動をすることで実生活に触れるエデュケーショナル・アクティビティに参加する。 * ハワイ・フィールドスタディー(午後10日間32時間。随行教員による文化歴史フィールドスタディー。日程については、研修先との調整によって決定する) A ハワイ大学授業聴講。アメリカの大学の現実の授業を聴講することによって、そこで使われる本物の英語に触れる。授業によっては、受講学生とのディスカッションに参加する。 B ハワイの文化歴史フィールドスタディー(以下、研修先) 1. Bishop Museum(ハワイを代表する博物館で、ハワイ先住民だけではなく日系移民の歴史や文化も展示され、教育プログラムもある。ハワイの歴史、特に王朝の盛衰とアメリカによる占領による変化、そしてさまざまな民族と人種が暮らす多様なハワイの文化について学ぶ)。 2. Pearl Harbor Arizona Memorial(第二次世界大戦の発端の地を訪れ、資料館で戦争に至る経過を日米二国の視点から振り返りながら、日米関係の推移、真珠湾攻撃、戦争中の市民生活について学ぶ。また広島で被爆して亡くなった佐々木禎子さんの折り鶴が展示されており、真珠湾と広島のつながりを考える)。 3. Japan Cultural Center of Hawai‘i (日系移民の歴史を学ぶ。広島からのハワイ移民が多いことから、ハワイと広島の歴史的な関係について学ぶ) 4. この他、ホノルル市内のフィールドトリップ(Diamond Headハイキングなど)や観光を実施する。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | ハワイ大学英語集中プログラムは9割以上の出席と積極的参加によって修了証が授与される。英語プログラムを修了することと(60%)、事前勉強会、歴史文化フィールドスタディーの積極的参加ならびにエッセー(40%)によって評価をする。 | ||
教科書等 | ハワイについての参考・課題図書はオリエンテーションで指示をする。また、ハワイ大学の英語講座については、授業初日に教材を配布。 | ||
担当者プロフィール |
全国紙記者を経てミシガン州立大学でマスメディア学の博士号を取得。2013-2014年、ハワイ大学マノア校平和研究所研究員。ハワイに居住・長期滞在に加え、共同研究などでハワイ訪問は数十回。 専門は、メディアの影響・心理学(テレビや広告などのメディア・コンテントが人間のイメージ形成や行動にどのような影響を与えるかなど)、国際コミュニケーション(メディアによる情報の世界流通が政治や文化にどのような影響を及ぼすか)、政治コミュニケーション(キャンペーンや情報操作による政治や外交の問題など)、ジャーナリズムなど、幅広く取り組んでいます。現在の研究テーマは、原爆投下の国際報道比較、ソーシャルメディアと社会変化など。 |
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講義に関連する実務経験 | ハワイ大学マノア校 客員研究員 | ||
課題や試験に対するフィードバック | アメリカ、ハワイの生活習慣、必要不可欠な言葉と表現、出入国、ハワイでの移動手段などを必要に応じて指示を行う。 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | ハワイ、実践的英語、ハワイの歴史、ハワイ文化、異文化体験、真珠湾記念館(パールハーバー・メモリアル) | ||
備考 | 前期に取得できる単位数とは無関係に履修が可能。 |