科目名 | 比較民族学U | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 准教授 吉江 貴文 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 3年次以上 | ||
講義形態 | 演習 | ||
講義の目的 |
『文書と人間の歴史:応用編』 ・前期科目『比較民族学1』で講義する「文書と人間の歴史」の内容をベースに、特定の時代、特定の地域における事例にもとづいて、文書の役割や特徴についての具体的な考察を行う。 ・具体的には、下記に参考図書としてあげている文献資料を取り上げ、受講生による分担発表を行ってもらいます。 ・この授業は受講者による発表、討論を中心とした演習形式をとるため、対面授業を基本として実施する。 |
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到達目標 |
・文書管理実践論の基本的な考え方やアプローチの特徴などについて説明できる(知識・技能)。 ・世界各地の具体的な文書使用の事例を踏まえ、人間がなぜ、どのようにして文書を使用してきたのか、その背景について理解し、説明する(思考力・表現力)。 |
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受講要件 | 前期科目「比較民族学T」の講義内容を前提にして授業を進めるので、当該講義をあらかじめ受講していることが望ましい。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 各回で扱う資料等を事前に読み込んでレジュメにまとめ、授業での報告・コメントを行う他、学期末に全体の内容をまとめた小論文を提出する。 | ||
講義内容 |
『文書と人間の歴史:応用編』 ・本講義は、下記の「教科書等」欄に挙げた参考図書を中心に、講読演習形式で授業を進める。 ・各受講生には、半期のあいだに複数回の発表が回ってくる。発表にあたり、各受講生は担当箇所の資料についての講読、内容のまとめ、および発表資料の準備を行う。各回の授業は、発表内容についてのコメントおよび質疑応答等を中心に進める。そのため、各受講生は課題資料の講読、コメントの準備等の予習を十分に行って授業に臨むことが必要となる。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
〈成績評価〉 ・平常点(発表、コメント、議論への参加など)60%、期末課題(レポートなど)40%の割合でポイント化し、総合評価に基づいて成績を算定する。 ・単位取得の最低ラインは全体ポイントの60%以上。 |
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教科書等 |
参考図書 @ 中村雄祐 2009 『生きるための読み書き 発展途上国のリテラシー問題』 みすず書房。 A 齋藤晃編 2009 『テクストと人文学 知の土台を解剖する』 人文書院。 B 吉江貴文編 2019 『近代ヒスパニック世界と文書ネットワーク』 その他の参考図書については、講義の中で適宜、関連文献リストを配布する。 |
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担当者プロフィール |
専門領域は歴史人類学(ラテンアメリカ、スペイン)、文書研究。 1993年より、ボリビア、ペルー、スペインを中心にフィールド調査を行っている。現在の研究テーマは『近代ヒスパニック世界における文書ネットワークの成立と展開』。 ・国際棟734研究室。 |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 授業のなかで提示する課題(レポート等)については、適宜、評価し、模範解答、注意点、コメント等を対面授業、およびWebClassによって示す。 | ||
アクティブ・ラーニング | PBL、TBL、プレゼンテーション、振り返り。 | ||
キーワード | 文書管理実践論、人類史、人工物、リテラシー、歴史人類学。 | ||
備考 |