科目名 | 文化交流史U | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 非常勤講師 松井 生子 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 2年次以上 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 |
東南アジアは古くから東西交流の結節点となってきた地域です。 授業ではこの地域における多様な人々の交流の歴史を学んだ後、宗教的実践、観光、環境問題といった個別のトピックを考察し、文化の動態について幅広い見識を身につけることをめざします。 |
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到達目標 |
(1)東南アジアの社会と文化についてさまざまな角度から分析することができる。(知識)(思考力)(表現力) (2)人々の交流によって変化し続けるものとして、文化を動態的に捉えることができる。(知識)(思考力)(表現力) (3)多様な背景を持った人々と共に生き、社会を築いていくことの重要性を理解する。(主体性)(協働性) |
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受講要件 | 特になし。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 集中講義を受講する前に、文献、web等で東南アジアの地理や文化に関する情報を入手しておく。授業後は、関心を持った事柄について自分で調べ、考察し、学習を発展させる。 | ||
講義内容 |
1. イントロダクション 2. 「東南アジア」とは/文化についての視座 3. 先史文化〜「インド化」〜交易の発達 4. 「交易の時代」(15〜17世紀) 5. 王朝の交代、ヨーロッパ勢力の領域支配(18世紀) 6. 植民地化の進行(19世紀)/近代国家の形成 7. 東南アジアをめぐる事象から考える 1(争いと平和) 8. 東南アジアをめぐる事象から考える 2(「民族」) 9. 東南アジアをめぐる事象から考える 3(宗教的実践) 10.東南アジアをめぐる事象から考える 4(ジェンダーと身体の構築性) 11.東南アジアをめぐる事象から考える 5(観光) 12.東南アジアをめぐる事象から考える 6(環境問題) 13.日本と東南アジア 1(日本で働く人々) 14.日本と東南アジア 2(共生のために) 15.総括および最終レポート ※ 授業では適宜、関連する音声教材、映像資料を使用します。 ※ 授業の展開によって、各回の内容や順番に若干の変更がありえます。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 授業実施日のレポート等の提出物および授業参加の積極度(40%)、最終レポート(60%)により、総合的に評価します。 | ||
教科書等 |
・教科書は指定しません。 ・参考書:古田元夫(編). 2018.『東南アジアの歴史』 放送大学教育振興会. その他の参考文献は授業の中で紹介します。 ・必要に応じて図表などを用いた資料を配布します。 |
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担当者プロフィール |
専門は文化(社会)人類学。 これまで、ベトナムのモン族、カンボジアのベトナム人について調査・研究をおこなってきました。異なる文化的背景を持つ人びとの関係構築に関心を持っています。 |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 授業の中でレポートを作成してもらい、その際に質問を受け付けます。寄せられた意見や質問には次の回の授業で返答をおこないます。 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 文化交流、多文化共生、東南アジア、地域社会、文化相対主義 | ||
備考 |