科目名 言語比較論T
単位数 2.0
担当者 講師 藤原 優美
履修時期 前期
履修対象 2年次
講義形態 講義
講義の目的 この授業は、日本語と中国語の発音、語彙、文法等を比較し、それぞれの言語特性を明らかにしていく。また、日中両言語の比較を通じて、言語分析に必要な音声や文法、言語学等に関する基礎知識も学んでいく。授業は講義と演習形式を組み合わせる。はじめは講義を軸に導入・概観を行い理論や体系の理解を促し、講読・議論・考察等が軌道にのるにつれ演習形式も取り入れる。
到達目標 日本語と中国語を比較することで発音、語彙、文法の両者の違いに気づき、その背景にあることがらについて理解する。【知識・技能】
言語比較の基本的な考え方を身に付け、自分で両語比較について具体的な問題を発見し、それをレポートにまとめることができるようになる。【思考力・表現力】
受講要件 特になし
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 問題意識を持ちながら積極的に取り組むこと
講義内容 1 ガイダンス 言語比較とは何か
2 言語学と言語類型論について
3 音声学について
4 音韻論および日本語の特徴
5 日本語と中国語の発音について
6 日本語と中国語の漢字
7 日本語と中国語の品詞
8 日本語と中国語の語構成
9 日本語と中国語の形態論的類型
10 日本語と中国語の統語構造
11 日本語と中国語の文法1(ヴォイス)
12 日本語と中国語の文法2(テンス・アスペクト)
13 日本語と中国語の文法3(ムード、モダリティ)
14 期末発表1
15 期末発表2、まとめ
※授業の順序は変更することがある。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度 25%
課題提出 15%
発表 20%
期末レポート 40%
教科書等 教科書:特になし。テーマに応じてプリントを配布する。
参考書:授業中紹介する。
担当者プロフィール 言語学(中国語と日本語の比較)を専攻。主として語彙、文法、言語文化といった見地からの日中両国語の比較対照等について研究。
研究室: 国際学部棟7階 715研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 提出課題については、後日講評する。
アクティブ・ラーニング
キーワード 言語学、音声学・音韻論、統語論、意味論
備考