科目名 | 比較政治学 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 教授 金栄鎬 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 2年次以上 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 比較といっても、複数の対象を丸ごと比較することはできませんし、何に着目するかで観察結果は異なってきます。この講義では、政治学の基礎的な知識と専門的な理論・地域研究をつなぐことができるように、比較政治学の視点と材料を提供し学びます。これを通して、さまざまな地域の現代政治とその変化への興味と関心を高め、自分のまわりの政治・社会・国際問題への認識を深めます。 | ||
到達目標 | 比較政治学の基本的な概念や方法を習得し、政治のさまざまな事例やトピックについて考察できるようにする。[思考力・判断力・表現力] | ||
受講要件 | 率直な質問、意見を歓迎します。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 適宜、資料を配布しWeb上のデータベースなどを紹介します。共通科目の政治学をはじめ政治学関係の講義を履修したことがある人は、その教科書や参考書を再読しておいてください。また、新聞の関連記事を読む習慣をつけてください。 | ||
講義内容 |
1 イントロダクション:比較という方法 2 国家、国民、権力 3 デモクラシーの諸類型:アメリカ・ヨーロッパ・アジア 4 ポリアーキーと権威主義体制 5 政治体制の移行と定着1:東アジアの民主化 6 政治体制の移行と定着2:移行後の東アジアの政治体制 7 大統領制と議院内閣制:アメリカ・ヨーロッパ・アジア 8 政党と政党システム 9 比較政党政治:日本・韓国・台湾 10 選挙と投票1:制度と行動 11 選挙と投票2:日本・韓国・台湾 12 デモクラシーとナショナリズム 13 ナショナル・アイデンティティと政治 14 エスニック・マイノリティと政治 15 日本と韓国の外国人政策 期末レポート ※ 各国政治の動向を見ながら、時々のトピックに差し替える場合があります。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 講義各回の受講票(40%)および期末レポート(60%)。 | ||
教科書等 |
参考書: 有賀弘・阿部斉・斎藤眞、1994、『政治:個人と統合 第2版』東京大学出版会 ロバート・A.・ダール、1999・2012、『現代政治分析』岩波テキストブック・岩波現代文庫 ハワード・J. ウィーアルダ(大木啓介訳)、2000、『入門 比較政治学』東信堂 久保慶一他、2016、『比較政治学の考え方』有斐閣ストゥディア 岩崎育夫、2009、『アジア政治とは何か』中公叢書 石川真澄・山口二郎、2010、『戦後政治史 第3版』岩波新書 石坂浩一・福島みのり編、2014、『現代韓国を知るための60章 第2版』明石書店 金惠京、2021、『未完の革命:韓国民主主義の100年』明石書店 若林正丈編、2010、『ポスト民主化期の台湾政治』日本貿易振興機構アジア経済研究所 山崎雅弘、2019、『歴史戦と思想戦−歴史問題の読み解き方』集英社新書 木村朗・前田朗編、2018、『ヘイト・クライムと植民地主義』三一書房 田中宏、2013、『在日外国人 第3版−法の壁、心の溝』岩波新書 藤田早苗、2022、『武器としての国際人権:日本の貧困・報道・差別』集英社新書 |
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担当者プロフィール | 国際関係史(朝鮮半島)Iを参照 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 講義各回後の受講票(受講メール)の提出とこれに対するレスポンス(問題や論点の投げ返し) | ||
アクティブ・ラーニング | 振り返り | ||
キーワード | 国家、権力、政治体系、政治体制、政治制度、統治機構、政党、選挙、利益集団、ナショナリズム、アイデンティティ | ||
備考 |