科目名 平和研究T
単位数 2.0
担当者 【平和研究所コーディネーター】
准教授 孫 賢鎮
【国際学部コーディネーター】
教授 吉田 晴彦
【講師】
広島平和研究所教員
履修時期 前期
履修対象 2年生以上
講義形態 講義
講義の目的 現代の世界における平和の創造に向けて何が求められているのかを学問的に追究するために、平和研究に関する基本的な概念や枠組み、方法論を習得するとともに、当分野における問題点、課題などを学ぶ。
広島・長崎をはじめとして戦争体験に根差している地域の視点を主眼に据えつつ、国家から個人に至る様々なレベルから平和を創造するためのアプローチを考察していく。
多様な平和研究の成果から、平和について自主的に考え、議論するための知識を習得する。
到達目標 平和研究に関する基本的な概念や枠組み、方法論について知識を習得する。(知識)(技能)(思考力)
平和をめぐる議論を行うためのアプローチを身につける(知識)(技能)(思考力)(表現力)
受講要件 特になし。ただし、一部の講義は基本的に英語で行われる。
なお、H&Pの受講にあたっては、平和研究Tの受講(既に単位を取得している場合を含む)が必要となるので、留意すること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 毎回配布する資料をもとに、参考文献を読み、予習しておく。
事典等で関連する用語について予習・復習する。
授業で学んだテーマに関して各自の見解をまとめ、期末試験に備える。
講義内容 以下の内容を予定。順序・内容等は変更の可能性あり。講義内およびWebClassでアナウンスする。

第1回 ガイダンス
第2回 体制移行期の人権問題:北朝鮮の人権問題
第3回 国際社会の組織化と国際法の発展
第4回 戦争の違法化と国連安全保障理事会 
第5回 非核規範と日本
第6回 日中関係論
第7回 日本国憲法と平和
第8回 資源問題と紛争
第9回 マンハッタン計画、広島・長崎への原爆投下と核開発 (The Manhattan Project, the bombings of the Hiroshima & Nagasaki, and the development of nuclear weapons)
第10回 アメリカの核文化(American nuclear culture)
第11回 原爆被害と新聞報道
第12回 東京裁判を見る視点
第13回 グローバル・ガバナンスと国際秩序
第14回 ウクライナ戦争とアジア
第15回 まとめ
期末試験実施の有無 実施する
評価方法・基準 期末試験:50%。英語で出題した問題については、英語での解答を求める。
平常点(授業参加度、受講票の提出):50%。
教科書等 講義内で資料を配布する。

参考文献:
広島市立大学広島平和研究所(編)『アジアの平和とガバナンス』(有信堂高文社、2022年)
広島市立大学広島平和研究所(編)『広島発の平和学』(法律文化社、2021年)
広島市立大学広島平和研究所(編)『平和と安全保障を考える事典』(法律文化社、2016年)
担当者プロフィール 授業担当者の経歴・研究内容等については、広島市立大学広島平和研究所ホームページを参照のこと。
https://www.peace.hiroshima-cu.ac.jp/faculty/
研究室: 広島平和研究所(情報科学部別館4階)
講義に関連する実務経験 広島市立大学広島平和研究所ホームページを参照のこと。
https://www.peace.hiroshima-cu.ac.jp/faculty/
課題や試験に対するフィードバック 受講票に書かれた感想や質問および期末試験の内容について、代表的な意見や解答を抜粋して授業中やWebClass上で回答・講評する。
アクティブ・ラーニング
キーワード 平和研究、平和論、国際関係
備考 資料、最新情報などのサポートをウェブサイト(WebClass)で実施するので、必ず毎週チェックすること。