科目名 | 国際関係史(日本)U | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 准教授 武田 悠 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 3年次 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 |
第二次世界大戦後の日本外交についての解説を通じて、日本外交の活動の幅がどう拡がり、そこにどのような限界があったのか理解するのに必要な知識と考え方を身につけることを目的とする。 講義は対面で行うが、資料の配布や小テストの実施、期末レポートの提出等はUNIPA及びUnitextで行う。また状況次第ではナレーション付きのスライドを毎週配布するオンデマンド方式に切り替える。 |
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到達目標 | 戦後の日本がいかにして敗戦から復興し、なぜ経済大国となり、どのように国際政治に関与してきたのかを理解すること(知識・技能)、およびこうした歴史について自分の言葉で説明できるようになること(思考力・判断力・表現力)。 | ||
受講要件 | 必須ではないが、国際関係史(日本)Tも受講し、戦前・戦後を通じた日本外交の変遷を理解できるようになることが望ましい。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
初回の講義での説明に基づき、各回の内容に相当する教科書の章を事前に読む(60分) 事後には各回の講義で紹介する参考文献を読んで理解を深める(60分) |
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講義内容 |
1. はじめに:戦後日本外交の特徴 I 復興と高度経済成長 2. 占領下の対外折衝 3. 占領から独立へ:講和と日米安保条約 4. 外交の再開と日米安保条約の改定 5. 高度経済成長と先進国の仲間入り 6. 戦後の終わり:戦後処理と沖縄返還 7. ニクソン・ショック 8. 先進国間協調への参加:経済大国としての日本 II 国際的役割の模索 9. 新冷戦と米ソ対立への関与 10. 冷戦の終結 11. 日本外交の迷走と改革 12. 国際問題への関与:カンボジア和平と北朝鮮問題 13. 対テロ戦争への参加と論争 14. 伝統的脅威の復活:北朝鮮・中国・ロシア 15. おわりに:戦後日本外交の可能性と限界 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
各回の小テスト(40%)で重要なテーマを正確に理解しているかを問う。 期末レポート(60%)で各自の理解を文章で論理に表現できるかを問う。 |
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教科書等 |
教科書:五百旗頭真編『戦後日本外交史 第3版補訂版』有斐閣、2014年 参考書:宮城大蔵『現代日本外交史』中公新書、2016年 |
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担当者プロフィール |
専門は日本外交史、特に1970年代以降の日米関係。 研究室:国際学部棟643 |
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講義に関連する実務経験 |
2011年6月~2012年3月 外務省(調査分析に従事) 2015年4月~2017年3月 外務省外交史料館(文書管理等に従事) |
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課題や試験に対するフィードバック |
小テストは次週模範解答を配布する。また授業に関する質問を提出した場合は合わせて次週解説する。 期末レポートは希望者に対しコメントを開示する。 |
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アクティブ・ラーニング | 振り返り | ||
キーワード | 冷戦、日米安保、経済大国 | ||
備考 |