科目名 | 国際関係史(朝鮮半島)T | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 |
教授 金栄鎬 【注意!】下記シラバス情報は2022年度分を参考までにコピーしております。要内容確認。 |
||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 3年次以上 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 第2次大戦後の朝鮮半島の国際関係について学びます。冷戦、デタント、新冷戦、冷戦後などの画期ごとの変化と連続に留意して考えます。主な事項は、朝鮮半島と米国・中国・日本との関係ですが、近年では多国間協力や3国間関係なども重要です。全体を通して、異なる地域や国からは国際関係がどのように見えるのかを省察します。 | ||
到達目標 | 朝鮮半島や日本をとりまく国際環境の構造と変化に関する体系的な知識を身に着け、日々の国際問題ニュースなどを批判的に読み解く(つまり、鵜呑みにしない、踏みとどまって考え直す)思考力を養い、自前の議論ができるようにする。[知識・技能][ 思考力・判断力] | ||
受講要件 | 率直な質問や意見を歓迎します。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 講義で紹介する資料を読み、シラバスに紹介する文献に意欲的に取り組んでください。また、新聞を読み比べてください。 | ||
講義内容 |
1 イントロダクション 2 脱植民地化と国家分断 3 内戦・戦争・冷戦 4 日韓会談・日韓条約 5 ベトナム戦争と韓国 6 デタントと朝鮮半島 7 新冷戦下の朝鮮半島と日本 8 冷戦終結と朝鮮半島 9 核開発・ミサイル問題 10 日韓の脅威認識と同盟政策 11 南北朝鮮の和解協力 12 日本と朝鮮半島の領土問題 13 朝鮮半島から見たヒロシマ 14 日韓関係と歴史問題 15 東アジアの地域協力 ※ 時々のトピックや特別授業などに差し替える場合があります。 |
||
期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 講義各回の受講票(受講メール)(40%)および期末レポート(60%)。 | ||
教科書等 |
参考書: D.オーバードーファー(菱木一美訳)、2015、『二つのコリア 第3版』共同通信社 五味洋治、2017、『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』創元社 徐仲錫、2007、『現代朝鮮の悲劇の指導者たち』明石ライブラリー 坂井隆、平岩俊司、2017、『独裁国家・北朝鮮の実像−核・ミサイル・金正恩体制』朝日新聞出版 李鍾元他、2017、『戦後日韓関係史』有斐閣アルマ 木村朗他、2018、『ヘイト・クライムと植民地主義 反差別と自己決定権のために』三一書房 山崎雅弘、2019、『歴史戦と思想戦−歴史問題の読み解き方』集英社新書 山本晴太他、2019、『徴用工裁判と日韓請求権協定 韓国大法院判決を読み解く』現代人文社 和田春樹、2012、『領土問題をどう解決するか』平凡社新書 栗原貞子、1992、『問われるヒロシマ』三一書房 広島市立大学国際学部国際政治・平和フォーラム編、2014、『世界の眺めかた』千倉書房(拙稿「韓 国からみた原爆投下とヒロシマ」) 広島市立大学国際学部〈際〉研究フォーラム編、2017、『〈際〉からの探求』文眞堂(拙稿、「韓国 のベトナム戦争の加害責任論と贖罪行動」) 東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター編、2020、『虚構の新冷戦 日米軍事一体化と敵基地攻撃 論』芙蓉書房出版 佐橋亮、2021、『米中対立 アメリカの戦略転換と分断される世界』中公新書 伊藤孝司、2019、『ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉 知られざる隣国との絆』岩波書店 |
||
担当者プロフィール | 専攻は、政治学・国際関係、現代韓国朝鮮研究。南北朝鮮関係、日韓関係、分裂国家ナショナリズムなどを研究している。著書に『日韓関係と韓国の対日行動』(彩流社、2008年)、論文に「韓国の政権交代と対日政策」(国際政治、2014年)、「韓国における北朝鮮認識、台湾における中国認識」(広島国際研究、2017年)など。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 講義各回後の受講票(受講メール)の提出とこれに対するレスポンス(問題や論点の投げ返し) | ||
アクティブ・ラーニング | 振り返り | ||
キーワード | 国際政治、東アジア、朝鮮半島、冷戦、戦争、内戦、核開発、同盟、安全保障、歴史問題 | ||
備考 |