科目名 | 国際関係史(朝鮮半島)U | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 |
教授 金栄鎬 【注意!】下記シラバス情報は2019年度分を参考までにコピーしております。要内容確認。 |
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履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 3年次以上 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 朝鮮半島をめぐる国際関係について考えます。Iの歴史的アプローチに対して、IIは問題別アプローチです。国家分裂と統一問題、軍事的対立と同盟の政治、戦争の記憶や人々の主観の作用、国際政治と国内政治の絡み合いなどに留意して、それらが朝鮮半島及び東アジアの国際関係にどのように影響しているのか、また、日本外交はこれにどのように対処してきたのかについて考えてみます。 | ||
到達目標 | 国際政治学のいくつかのアイデアを用いながら、国際問題・朝鮮問題・日本外交のいろいろな側面を考え、東アジアの国際問題の分析力を養います。[知識・技能][ 思考力・判断力] | ||
受講要件 | 率直な質問や意見を歓迎します。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | シラバスや講義で紹介する参考文献に意欲的に取り組んでください。新聞を読み比べてください。 | ||
講義内容 |
1 イントロダクション §1 イメージと国際関係 2 対外認識(イメージ)と国際関係 3 朝鮮半島と日本をめぐるイメージ 4 戦争の集合的記憶の日韓比較 5 脅威認識と北朝鮮政策の日韓比較 6 脅威認識と同盟政策の日韓比較 §2 国際政治と国内政治 7 国際政治と人権・政治体制 8 東アジアの国際政治と内政問題 9 北朝鮮と東アジアの国際関係 10 戦後日本のアジア外交1 11 戦後日本のアジア外交2 §3 分断国家と国際関係 12 南北朝鮮関係の特徴と変化 13 分断国家の安全保障と対外認識 14 国際統合と分断国家の統一問題 15 韓国の統一問題認識 ※ 国際政治の動向を見ながら、時々のトピックに差し替える場合があります。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 講義各回の受講票(40%)および期末レポート(60%)。 | ||
教科書等 |
参考書: 土山實男、2014、『安全保障の国際政治学 第2版』有斐閣 五味洋治、2017、『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』創元社 東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター編、2020、『虚構の新冷戦 日米軍事一体化と敵基地攻撃論』芙蓉書房出版 岡田充、2021、『米中新冷戦の落とし穴』花伝社 坂井隆、平岩俊司、2017、『独裁国家・北朝鮮の実像−核・ミサイル・金正恩体制』朝日新聞出版 李鍾元他、2017、『戦後日韓関係史』有斐閣アルマ 武井彩佳、2017、『<和解>のリアルポリティクス:ドイツ人とユダヤ人』みすず書房 市場淳子、2005、『広島を持ちかえった人々−「韓国の広島」はなぜ生まれたのか』凱風社 アクティブミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」、2013、『「慰安婦」問題 すべての疑問に答えます』合同出版 広島市立大学国際学部国際政治・平和フォーラム編、2014、『世界の眺めかた』千倉書房(拙稿「韓国からみた原爆投下とヒロシマ」) 金栄鎬、2008、『日韓関係と韓国の対日行動』彩流社 林東源(波佐場清訳)、2008、『南北首脳会談への道』岩波書店 宮城太蔵編、2015、『戦後日本のアジア外交』ミネルヴァ書房 呉連鎬、2000、『朝鮮の虐殺―20 世紀の野蛮から訣別するための現場報告書』太田出版 田岡俊次、2023、『台湾有事 日本の選択』朝日新書 和田春樹、2022、『日朝交渉30年史』ちくま新書 |
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担当者プロフィール | 国際関係史(朝鮮半島)Iを参照。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 講義各回後の受講票(受講メール)の提出とこれに対するレスポンス(問題や論点の投げ返し) | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 国際政治、東アジア、朝鮮半島、対外認識、イメージ、集合的記憶、同盟政策、内政と外交、分裂国家関係 | ||
備考 |