科目名 ロシア研究
単位数 2.0
担当者 准教授 斎藤祥平
履修時期 後期
履修対象 1年?
講義形態 講義
講義の目的 ロシアはヨーロッパとアジア双方と関わりながら、その歴史、文化、アイデンティティを形成してきた。この講義では、そうした(1)ロシアの歴史、(2)ロシアの芸術などの文化、(3)ロシアのアイデンティティの問題、(4)現代ロシアとその行方について講義する。
到達目標 ロシアの歴史、文化、政治の特徴について、特にそのヨーロッパとアジア双方との関係について総合的に理解を深め(ディプロマポリシーとの関係性:「知識・技能」)、各自が関心を持ったテーマについて簡単な論述ができるようになること(ディプロマポリシーとの関係性:「思考力・判断力・表現力」)。
受講要件 特になし。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 ロシアやその近隣地域についての新聞記事・ニュースをチェックしてください。また、テーマごとに参考文献を紹介するので、各自が関心を持つ事柄について調べ、レポートの作成に備えてください。
講義内容 1.導入 ロシアという国。基本的な情報。
2.歴史@ ロシア国家の形成と歴史の特徴
3.歴史A ロシア帝国史の諸論点
4.歴史B 日露関係史(1)
5.歴史C 日露関係史(2)
6.歴史D 日露戦争
7.歴史E ロシア革命とその影響
8.文化・アイデンティティ@ ドキュメンタリー鑑賞
9.文化・アイデンティティA ソ連崩壊と社会
10.文化・アイデンティティB ロシア文学
11.文化・アイデンティティC 亡命ロシア
12.現代@ ロシアの中のイスラーム
13.現代A ソ連崩壊以降のロシア
14. 特別講義
15.現代B まとめと最終課題について
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 受講票の内容などの各回の課題で評価する。
詳しくは初回の授業で説明します。受講者数によっては授業の進め方を変更する可能性もあるため、教員からの連絡等を確認し、初回の授業に必ず出席するようにしてください。
教科書等 参考文献は授業中に紹介します。また、必要に応じて参考文献からの抜粋や資料を配布します。
担当者プロフィール 専門はロシア近現代史、ロシア思想史。特に、1920年代以降の亡命ロシア人の歴史。主な論文に、“Crossing Perspectives in Manchukuo: Russian Eurasianism and Japanese Pan-Asianism,” Jahrbucher fur Geschichte Osteuropas 65, No. 4 (2017), pp. 597-623など。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 授業で講評や質問への回答を行う。
アクティブ・ラーニング PBL・調査活動(最終課題の作成)
振り返り(受講票の執筆)
キーワード ロシア研究、日露関係史、ロシア文化、ロシアの国際関係史
備考 ソ連史や冷戦期の国際関係については「国際関係史(ロシア)」で詳しく扱います。また、様々な状況に応じて授業内容を変更することもありえます。WebClassを確認してください。