科目名 国際政治学
単位数 2.0
担当者 国際学部 准教授 古澤 嘉朗
履修時期 後期
履修対象 2年
講義形態 講義
講義の目的  私たちは現在どのような世界に生きているのか、このことについて考えます。19世紀末から20世紀初頭にかけて誕生した国際社会、脱植民地化を経て世界大に広まったウェストファリア体制、国際情勢の変化による多様な主体の台頭や地球規模の課題を学ぶことで、国政政治についての理解を深めます。
到達目標 - 国際政治学について体系的な理解を身に付ける(知識・技能)。
- グループワーク・ディスカッションを通して、さまざまな意見を持つクラスメートと対話をする(主体性・協働性)。
受講要件 特になし。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 -関連するニュースを視聴したり,新聞記事等を読んだりする。
講義内容 第1回 「グローバル」と「インターナショナル」
第2回 国際社会と国際機構
第3回 国際政治学における理論の変遷
第4回 冷戦の終焉と新たな国際秩序の模索
第5回 「安全保障」概念の拡大と深化
第6回 人の越境移動
第7回 NGOと市民社会
第8回 貧困と格差
第9回 感染症と国際協力
第10回 平和構築と国連PKO
第11回 テロリズムとテロ対策
第12回 難民・国内避難民
第13回 人身取引と人権
第14回 開発援助
第15回 国連外交
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度30%、予習課題(新聞記事の要約を毎週提出) 20%、定期試験 50%
教科書等 ‐参考書
広瀬佳一・小笠原高雪・小尾美千代編(2021)『よくわかる国際政治』ミネルヴァ書房。
佐藤史郎・川名晋史・上野友也・齋藤孝祐編(2018)『日本外交の論点』法律文化社。
マンフレッド・スティーガー(櫻井公人・櫻井純理・高嶋正晴訳)(2010)『グローバリゼーション』岩波書店。
担当者プロフィール 専門は紛争解決論/平和構築論。西アフリカ・シエラレオネ、東アフリカ・ケニア、中央アフリカ・ルワンダにてフィールドワークを行っています。近著に『国際紛争解決論』(田辺寿一郎と共編著、渓水社、2024年)、"Police Reform and Peacebuilding," in Oliver Richmond and Gezim Visoka, eds., Palgrave Encyclopedia of Peace and Conflict Studies. Cham: Palgrave Macmillan, 2022など。研究室:国際学部棟(6階)642研究室
講義に関連する実務経験 2005年9月-2006年9月;The Carter Center(米国)のDemocracy ProgramにてYKK Fellowとして、エチオピアの市民対話事業・ガイアナの選挙監視事業の立ち上げに従事。
2007年5月-2009年3月:特定非営利活動法人ピースビルダーズにてプログラム調整員として、外務省委託「平和構築人材育成パイロット事業」とジャパンプラットフォーム「平和構築基金助成事業」を担当。
課題や試験に対するフィードバック 提出した予習課題には後日講評します。
アクティブ・ラーニング プレゼンテーション、調査活動、ディスカッション
キーワード グローバリゼーション、グローバル・ガバナンス、人間の安全保障、貧困、格差、テロリズム、開発援助、国連外交
備考 質問等あれば積極的に聞いてください。