科目名 国際開発学
単位数 2.0
担当者 准教授 目黒紀夫
履修時期 後期
履修対象 1年次以上
講義形態 講義
講義の目的 国際開発学の柱とされる開発経済学、開発政治学、開発社会学の3つの学問領域について、それぞれの学問領域における開発の意味とこれまでのパラダイム(支配的な考え方)の変遷を理解し、他の学問領域との比較の上に基本的な特徴を説明できるようになる。
到達目標 ・開発経済学、開発政治学、開発社会学のそれぞれの学問領域における開発の意味とこれまでのパラダイムの変遷を説明できる。(知識・技能・思考力)
・開発経済学、開発政治学、開発社会学のそれぞれの基本的な特徴を、他の学問領域との比較の上に説明できる。(思考力・判断力・表現力)
・ある国や地域(の開発)について書かれた文章を読み、その文章のどのような点が各学問領域の講義内容と重なるかを説明できる。(思考力・判断力・表現力)
受講要件 特になし。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 事前・事後学習のための資料として開発経済学・開発政治学・開発社会学のそれぞれに関する参考資料を配布する
講義内容 第1回:イントロダクション――国際開発学の特徴と開発の意味
第2回:開発経済学(1)――開発経済学における開発の意味
第3回:開発経済学(2)――開発経済学におけるパラダイムの変遷
第4回:開発経済学(3)――重要概念「貧困」
第5回:開発経済学(4)――文章読解:開発経済学者「らしい」点を考える
第6回:開発政治学(1)――開発政治学における開発の意味
第7回:開発政治学(2)――開発政治学におけるパラダイムの変遷
第8回:開発政治学(3)――重要概念「民主主義」
第9回:開発政治学(4)――文章読解:開発政治学者「らしい」点を考える
第10回:開発社会学(1)――開発社会学における開発の意味
第11回:開発社会学(2)――開発社会学におけるパラダイムの変遷
第12回:開発社会学(3)――重要概念「参加」
第13回:開発社会学(4)――重要概念「エンパワーメント」
第14回:開発社会学(5)――文章読解:開発社会学者「らしい」点を考える
第15回:まとめ――各学問領域の強みと弱みを考える
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 学期末の最終課題:40%
開発経済学・開発政治学・開発社会学のそれぞれに関する小課題:60%(各20%)
教科書等 参考書:『国際開発学入門――開発学の学際的構築』(大坪滋・木村宏恒・伊東早苗編、勁草書房、2009年)
担当者プロフィール 専門はアフリカ地域研究、環境社会学、開発社会学。ケニア南部のマサイ社会において2005年からフィールドワークを実施。他にタンザニア北部のイコマ社会、熊本県の水俣、島根県隠岐郡の海士町にも定期的に通っている。
研究室:国際学部棟5階538
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 小テストについては実施後に解説をする。
最終課題については採点後に講評をする。
アクティブ・ラーニング TBL、ディスカッション、振り返り
キーワード 国際開発、開発経済学、開発政治学、開発社会学
備考