科目名 地域再生論
単位数 2.0
担当者 教授 金谷信子、教授 山根史博
履修時期 後期
履修対象 2年生以上
講義形態 講義
講義の目的 ・高度成長期から深刻化してきた地方の疲弊の実態、また雇用・経済、交通、住宅、教育、文化、健康、福祉など様々な課題が絡み合う地方再生という難題について深く学ぶこと、また地域再生のためのアイディアをグローバルな視点を交えながら議論することを通じて、地域が自ら考え行動できる持続可能な地域再生の方策について展望する力を身に付ける。
・地域経済の活性化が鍵と言われるが何をどうすれば良いのか。近年、地域に関心を持つ若者が増え田園回帰が言われているが現実はどうなのか。現場の実態や取り組みを学ぶこと通して幅広い知識を身に付ける。
・地方消滅という危機感が高まるなか全国的に展開されている地方創生戦略の実態を通して、可能性と課題を理解する。
到達目標 ・地域再生の現状を“事実”に即して理解し語る力を身につける。(知識)(表現力)
・様々な専門分野の知見を踏まえながら地域再生の個別課題を深く学び、総合的な判断力を身につける。(判断力)
・多角的な視点から地域再生の可能性と課題を学び、自ら将来のあり方をさぐる思考力を身につける。(思考力)

(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)
受講要件  特にありません。あらゆる学生を歓迎します。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修  現代社会の様々な問題−身近でローカルな課題からグローバルな課題まで―についてアンテナを張り、自分の関心事と照らしながら積極的に情報収集する。また各講義の振り返りや関連事項について自発的に学びを進めるために適宜課題が出される予定であり、これらに沿って事前事後の学習を行う。
講義内容 @ガイダンス 地域再生の背景 (金谷)
A地域再生は何をめざし誰が担うのか―ソーシャル・キャピタルという視点(金谷)
B「居住地」としての地域の価値を測る(山根)
C「観光地」としての地域の価値を測る(山根)
D地域愛着の源泉(山根)
E日本酒と地域文化の共進化関係を考える(山根)
Fまちづくりイベントをやり遂げるためには(山根)
G広島県の地域力再生政策 (金谷)
H外国人住民との共生(金谷)
Iワークショップ
J地域の活性化に取り組む若いコメ農家(山根)
K地域おこし協力隊の日常と展望(山根)
Lコミュニティ振興を考える(金谷)
M地域再生は誰のため? 地域振興政策の系譜 競争vs.再分配 (金谷)
Nまとめ(全員)
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準  課題・レポートの評価(80%)
 授業の参加態度(20%)
教科書等  特にありません。参考資料等は、授業の中でお知らせします。
担当者プロフィール 金谷(コーディネーター)
 非営利組織論、非営利経済論、福祉市場化などについて研究。 
講義に関連する実務経験 元兵庫県職員(2007年度まで)
課題や試験に対するフィードバック  課題・レポートの内容を反映させながら講義を進め、質疑などのフィードバックも行います。
アクティブ・ラーニング
キーワード  地方創生、地域振興、観光、まちづくり、少子高齢、過疎化
備考  外部講師等の都合により、講義日の変更がある場合があります。