科目名 開発プロジェクト論
単位数 2.0
担当者 准教授 目黒紀夫
履修時期 前期・集中講義
履修対象 3年次
講義形態 講義
講義の目的 講義を通じて、今日では開発援助や国際協力、地域再生/地方創生、ボランティアなど様々な活動の基盤となっている「プロジェクト」の基本的な特徴と住民参加の理念を実現するための方法を理解するとともに、演習を通じてそれらの知識を具体的な技法として用いることができるようになる。
到達目標 ・プロジェクト・アプローチとプロジェクト・ツールを理解する。(知識)
・プロジェクト・アプローチとプロジェクト・ツールを用いて分析や実践を行なう。(技能・思考力・判断力)
受講要件 「開発社会学」(前期・2年次以上)の単位を修得済みであること。修得済みでない場合は、並行して履修・受講することを受講要件とする。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 各回の授業内容に関連する資料を配布するので、事前に精読して内容を理解するとともに、事後に授業を踏まえて復習
講義内容 第1回 プロジェクト・アプローチ(1):プロジェクトの特徴
第2回 プロジェクト・アプローチ(2):プロジェクトの構造
第3回 プロジェクト・アプローチ(3):プロジェクトのステークホルダー
第4回 演習(1):プロジェクトの具体的な構想
第5回 プロジェクト・アプローチ(4):プロジェクトの形成
第6回 プロジェクト・アプローチ(5):プロジェクトの管理
第7回 プロジェクト・アプローチ(6):プロジェクトの評価
第8回 演習(2):プロジェクトの具体的な分析
第9回 住民参加のためのプロジェクト・ツール(1):「これは何ですか?」という質問
第10回 住民参加のためのプロジェクト・ツール(2):「なぜ?」と聞かない質問
第11回 住民参加のためのプロジェクト・ツール(3):「いつ?」という質問
第12回 演習(3):プロジェクトに関する事実質問
第13回 住民参加のためのプロジェクト・ツール(4):「問題」を探る
第14回 住民参加のためのプロジェクト・ツール(5):「解決」を探る
第15回 まとめと最終課題(レポート)の説明
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 最終課題(レポート):55%
演習の成果物:45%(15%×3)
教科書等 参考図書:『開発人類学――基本と実践』(リオール・ノラン著、関根久雄・玉置泰明・鈴木紀・角田宇子訳、古今書院、2007年)、『対話型ファシリテーションの手ほどき――国際協力から日々の日常生活まで、人間関係をより良いものにするための方法論』(中田豊一、認定NPO法人ムラのミライ、2015年)
担当者プロフィール 専門はアフリカ地域研究、環境社会学、開発社会学。ケニア南部のマサイ社会において2005年からフィールドワークを実施。他にタンザニア北部のイコマ社会、熊本県の水俣、島根県隠岐郡の海士町にも定期的に通っている。
研究室:国際学部棟5階538
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック いずれの課題についても実施後に解説・講評をする。
アクティブ・ラーニング PBL、TBL、プレゼンテーション、ディスカッション、振り返り
キーワード 国際開発、プロジェクト、住民参加
備考 4月にガイダンスを行ない、履修者の希望を踏まえて集中講義の日程は最終決定する。ガイダンスの日程には4月に掲示板とWebClassを通じて案内する予定なので、履修を考えている者は必ずガイダンスに参加すること。