科目名	基本統計学�U−�A
単位数	1.0
担当者	准教授　山根史博
履修時期	後期（第4ターム）
履修対象	2年次以上
講義形態	講義
講義の目的	私たちは不確実な世界に生きている。たいてい、複雑な事象（人の心理・行動、社会・経済の構造など）を正確に把握することや、将来の出来事（災害、寿命、収入など）を正確に予想することは至難の業である。それでも、私たちはそうした状況での判断や選択（就職、結婚・育児、商売、資産運用、選挙、政策など）を迫られることが多々あり、近年は特に「エヴィデンスに基づく判断・選択」を求められるようになってきた。そのために必要なスキルは、データの意味を正確かつ客観的に読み取ること、適切な方法でデータを収集し分析することである。この講義では、推測統計学の手法である仮説検定について解説し、問題演習を通じてそれらの修得を目指す。
到達目標	・「仮説検定」の意味を理解し、検定結果を正しく解釈できるようになる（知識） ・検定統計量を計算できるようになる（技能）
受講要件	基本統計学�Tおよび基本統計学�U-�@を受講していること。 遅刻・欠席を繰り返さないこと（一回一回の積み重ねで内容が発展していくため）。
履修取消の可否	可
履修取消不可の理由
事前・事後学修	授業は教科書に沿って進めていく。 各章にある練習問題を解くことを事後学修とする。 また練習問題の答案作成を割り振り、割り振られた問題について「問題演習」の回で答案を発表してもらう。
講義内容	1. 仮説検定 2. 検定の過誤 3. 母平均の検定 4. 母比率の検定 5. 問題演習 6. 母平均の差の検定、等分散の検定 7. 問題演習 ※上記とは別に中間試験と期末試験を実施する。
期末試験実施の有無	実施する
評価方法・基準	問題演習：30％ 中間試験：30％ 期末試験：40％
教科書等	教科書：豊田利久ほか著『基本統計学（第３版）』東洋経済新報社 2010年
担当者プロフィール	専門：環境経済学、環境心理学、計量経済学など 学位：地球環境学博士 研究室：国際学部542研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック	「問題演習」で発表してもらう答案をチェックする。重要なのは解（数値）そのものではなく、解き方（論理展開、数式展開）なので、その点について答案に不足があれば補足説明を行う。 また、中間・期末試験では答え合わせと解説を行う。
アクティブ・ラーニング
キーワード	推定、不偏性、一致性、有効性、標本分布
備考	例題を解く時間を設けるので、電卓を持参してください