科目名 スポーツ開発論
単位数 2.0
担当者 講師 山平芳美
履修時期 後期
履修対象 2年次
講義形態 講義
講義の目的 体育・スポーツの持つ力や役割、開発や国際協力、これらの基礎的な知識を修得し、「スポーツを通じた開発」あるいは「開発と平和のためのスポーツ」の目的や事例について学習します。また、国際社会が抱える課題に対する「スポーツを通じた開発」あるいは「開発と平和のためのスポーツ」の具体策について検討し、自らの考えを発信することができる力を身につけます。
到達目標 ・スポーツ、体育、開発、国際協力について分かりやすく説明できるようになる。(知識・技能)
・「スポーツを通じた開発」あるいは「開発と平和のためのスポーツ」の具体策について考案できるようになる。(思考力・判断力・表現力)(主体性・協働性)
受講要件 スポーツや体育に興味があるという人だけでなく、社会課題に対する開発や国際協力、ボランティア等に関心がある人にも受講してもらいたいと思います。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 授業中に理解できなかった内容は、適宜、各自インターネットで調べたり、個別に質問をしたりして、学修を深められるようにしてください。授業後半の回では、講義時間外に受講生同士で行うグループワークを課す場合があります。
講義内容 第1回 スポーツ開発論入門:スポーツ、体育、開発、国際協力とは?
第2回 スポーツと健康:身体活動1$の投資が医療費の削減?
第3回 スポーツとジェンダー:マダガスカル島とラグビー女子チーム
第4回 スポーツとインクルーシブ:ラオスのカフェとサッカー
第5回 スポーツと社会課題:ホームレスW杯と1CHILD 1BALL PROJECTの事例
第6回 スポーツと都市開発:カンボジアのプロサッカーチームとスポーツツーリズム
第7回 スポーツと開発@:スポーツの開発、スポーツと開発、スポーツを通じた開発、開発と平和のためのスポーツ、スポーツとSDGs
第8回 スポーツと開発A:南スーダンの国民体育大会と平和構築
第9回 スポーツと開発B: W杯パブリックビューイングがHIV / AIDSの啓蒙活動に?!
第10回 スポーツと開発C:開発途上国で体育授業を行う意義とは?
第11回 スポーツと開発D:2020東京オリパラを契機とした100ヶ国・1,000万人の人々に体育・スポーツの価値を届ける取り組みとは?
第12回 「スポーツを通じた開発」「開発と平和のためのスポーツ」の具体策について考える@(ワーキンググループづくりと具体策の考案について)
第13回 「スポーツを通じた開発」「開発と平和のためのスポーツ」の具体策について考えるA(テーマ「サンフレッチェ広島」)
第14回 「スポーツを通じた開発」「開発と平和のためのスポーツ」の具体策について考えるB(テーマ「開発途上国と平和」)
第15回 「スポーツを通じた開発」「開発と平和のためのスポーツ」の具体策に関する意見交換:プレゼンテーションとまとめ
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業の参加度50%、プレゼンテーション30%、最終レポート課題20%
教科書等 参考図書
齊藤一彦・岡田千あき・鈴木直文編著(2015)スポーツと国際協力−スポーツに秘められた豊かな可能性−.大修館書店.
岡田千あき編著(2020)スポーツで蒔く平和の種−紛争・難民・平和構築−.大阪大学出版会.
参考図書は随時、講義の中で紹介します。
担当者プロフィール スポーツを通じた開発(国際協力)や、国内外における体育科教育(学校体育)の研究をしています。2010年からカンボジア王国にてフィールドワークを継続的に実施しています。
講義に関連する実務経験 2007年9月から2009年9月JICA青年海外協力隊(カンボジア王国・体育隊員)として活動していました。
課題や試験に対するフィードバック ・提出課題については、次の授業で模範解答や解説を提示します。
・プレゼンテーションは、プレゼンテーション後講評します。
アクティブ・ラーニング PBL、プレゼンテーション、振り返り
キーワード スポーツ 体育 開発 平和 国際協力 ボランティア
備考