科目名 国際経営論U
単位数 2.0
担当者 准教授 ヌルハイザル・アザム・アリフ
履修時期 後期
履修対象 2年次以上
講義形態 講義
講義の目的 本講義を通じて受講者は海外事業に取り組む企業の視点から、変動するグローバル市場において競争優位を生み出しうる戦略、組織、研究開発、生産システム管理、調達の原理と手法について学んでいただきます。また、天然資源や製造業におけるグローバル化とローカル適応の歴史についていレビューしていただきます。
到達目標 国際経営論Tで学んだ概念と原理を踏まえ、本講義が終了する頃には受講者の皆さんがグローバル化を巡って展開される様々な問題意識に対して議論ができるようになっていることを目標とします。
・企業の主要な国際戦略の手法である輸出、戦略的提携、直接投資間の概念とそれらのインタラクションについて説明できる。(知識、思考力・判断力・表現力)
受講要件 特になし
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 企業の国際経営に関連するニュースに接し、経済新聞記事などを読んだりしながら、日本および世界の代表的な企業の国際経営の実践についても常に関心をもっていただきたいと思います。
また、毎回授業が終わる頃に課している課題提出を徹底し、復習をルーチン化していただきます。
講義内容 第1回 国際経営と日本企業の特質
第2回 隔たりと海外市場分析
第3回 貿易理論(1)
第4回 貿易理論(2)
第5回 貿易収支の見方
第6回 国際戦略的提携 
第7回 国際合弁事業
第8回 前半理解度テスト及び振り返り 
第9回 事例研究(1)
第10回 海外直接投資の概要 
第11回 海外直接投資の理論(1)
第12回 海外直接投資の理論(2)
第13回 国際経営の成果
第14回 事例研究(2)
第15回 理解度チェック、及び全体のまとめ
※受講生の規模や進捗度に応じて、授業の順序、あるいは内容の一部を変更することがあります。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 理解度チェック(80%)、毎回提出する課題物(20%)の採点結果を中心に成績評価を行います。
期末試験はないが、理解度テストを1回以上実施します。
教科書等 教科書は指定せず、WebClassで講義資料のデータを配信します。
参考書としては、新宅純二・天野倫文編(2009)『ものづくりの国際経営戦略:アジアの産業地理学』有斐閣。猪俣哲史著(2019)『グローバル・バリューチェーン:新・南北問題へのまなざし』日本経済新聞出版等をお勧めします。
担当者プロフィール 経済学博士(組織経営分析専攻)京都大学 2001/03/23
国際経営論T・U、経営戦略論を担当しています。
主要な著書には『ロジスティクス管理』中央経済社、2005年(単著)、『トヨタ式企業間協力』ジョンイェウォン2004年(単著)などがあります。
最近取り組んでいる研究テーマは、「EVシフトにおける企業間分業関係の転換」です。
研究室:国際学部棟5階 521号室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 毎回提出を課する課題については、文例をとりあげながら指導します。
中間理解度テストについては希望に応じ、採点結果(得点)をフィードバックします。
アクティブ・ラーニング
キーワード 隔たり、比較優位、競争優位、新貿易理論、海外直接投資、国際合弁、国際戦略的提携
備考 授業の一環として外部講師による講義が行われることがあります。