科目名 | 経営戦略論 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 教授 李在鎬 | ||
履修時期 | 前期集中(オンライン実施) | ||
履修対象 | 2年次以上 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 本講義では、経営戦略論に関する諸理論の解説を通して組織戦略の基本的概念とその実践的な意義について学ぶ。経営戦略とは、企業をはじめとする様々な形態の組織体が市場などの外部環境の中で、持続的に存続・成長を遂げるために求められる大局的で、中長期的な、一貫した方向づけである。もし、組織の進むべき大きな筋道が明確に組織成員に認知・浸透されていなければ、各々の組織成員の労力と工夫が目指す方向もばらばらになり、その組織が有する潜在力は十分発揮できなくなる。 | ||
到達目標 |
・受講終了後、受講者の皆さんが経営戦略の柱となる企業戦略と競争戦略の基本的な概念を身につけており、そのようなの概念に照らし合わせて、身近な経営実践の事例の説明ができるようになっている。 ・企業戦略と競争戦略及び管理職能の概念区分とそれら間の関連性について説明できる。(知識、思考力・判断力・表現力) |
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受講要件 | 特になし。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 授業が終わる頃に課している課題提出で復習を徹底し、講義資料の補足を行うことが求められる。また、経済新聞を読む習慣を身に付けることを強く勧める。 | ||
講義内容 |
1.講義概要 2.組織、組織の目的と戦略 3.環境適合の戦略論の前史としてのコンティンジェンシー理論 4.全社戦略の概要 5.日本企業の戦略・組織・生産システム 6.多角化 7.垂直的統合 8.理解度チェックと振り返り 9.競争優位の実現 10.ケーススタディ 11.業界の構造分析 12.差別化戦略 13.コスト・リーダーシップ 14.ケーススタディ(視聴覚資料の視聴を含む) 15.理解度チェックと振り返り ※受講者の人数や授業の進捗度に応じて、授業の順序、あるいは内容の一部を変更することがある。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 毎回提出される課題物(20%)、授業後の提出レポートの評価(80%)を中心にして成績評価を行う。 | ||
教科書等 |
教科書は特に指定せず、講義資料のデータをWebClass上で配信される。 参考書は授業中に随時示される。 |
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担当者プロフィール |
経済学博士(組織経営分析専攻)京都大学 2001/03/23 本学では、経営戦略論、国際経営論等を担当している。 主要な著書には『ロジスティクス管理』中央経済社、2005年(単著)、『トヨタ式企業間協力』ジョンイェウォン2004年(単著)などがある。 最近取り組んでいる研究テーマは、「脱炭素化への移行期における自動車産業の広義のバリューチェーン」 研究室:国際学部棟5階 521号室(2024年度はハノーバー専科大学第4学部で学外長期研修中) |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 集中講義の節目(毎日)において講義内容に関する課題(400程度の小論文)を提出(Webclass配信)が求められる。これらの課題については、後日担当講師から文例が示されることにより、論文の改善を図る。 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 企業戦略、競争戦略、コア・コンピタンス、ダイナミック・ケーパビリティ、戦略と集中、イノベーションのディレンマ | ||
備考 | 授業の一環として、一部外部講師による講義や参考となる関連VTRの上映が行われることがある。 |