科目名 コンピュータ基礎
単位数 2.0
担当者 情報工学専攻 教授 石田賢治(A,B,Cクラス担当)
知能工学専攻 准教授 毛利考佑(D,E,Fクラス担当)
システム工学専攻 准教授 神尾武司、助教 川本佳代(G,H,Iクラス担当)
医用情報科学専攻 教授 田中宏和(代表教員)、講師 伊藤孝弘(J,K,Lクラス担当)
履修時期 前期
履修対象 1年
講義形態 講義
講義の目的 本授業では、コンピュータを構成するハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなどに関する概観を捉え、コンピュータに関する様々な要素技術の関係を広く理解することを目指す。授業内容は、今後受講する情報科学関連の各授業内容の基礎を身に付けるための序論であり、他の授業内で出てくる主要な専門用語について学ぶ。授業を通してコンピュータの基礎的な構成を理解し、コンピュータシステムの原理とそれに関連する情報科学の基礎知識を習得する。また、コンピュータや情報科学の最新技術についてその概要を理解できるようになることを目指す。
到達目標 ・コンピュータを構成するハードウェア、ソフトウェア、ネットワークに関する基礎を理解し、基本的な専門用語を説明できるようになる。【知識2、技能1】
・コンピュータシステム全体の大まかな動作原理について理解するとともに、コンピュータやネットワークは難しいものだという先入観を払拭し、さらに説明できるようになる。【知識2、技能1】
受講要件 学習意欲が高く、自ら積極的に受講できること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため、履修取消は原則不可です。
事前・事後学修 テキストは演習問題を含むので復習として演習問題を解いておくこと。
授業時間以外の自主的な学修時間として、合計30時間程度を想定する。
講義内容 1.コンピュータのあらまし
2.入出力装置
3.主記憶装置と補助記憶装置
4.プロセッサ(論理演算、論理回路等)
5.プロセッサ(命令とアドレス、ALU等)
6.アルゴリズムとプログラミング
7.コンピュータの基礎に関する演習1
8.中間まとめ
9.情報の表現と基礎理論
10.ソフトウェア
11.情報システム
12.ファイルシステムとデータベース
13.通信ネットワーク
14.情報セキュリティ
15.コンピュータの基礎に関する演習2とまとめ
※上記とは別に期末試験を実施する。
期末試験実施の有無 実施する
評価方法・基準 【評価方法】
試験およびレポートを課し、1. 期末試験の成績(40%)、2. 中間試験の成績(40%)、3. 受講態度やレポートなど(20%)の割合で成績を総合的に評価する。レポートについては完成した物を指定された期限までに提出し、受理される必要がある。秀、優、良、可、不可の基準は、学修の手引き記載のとおりとする。

【達成度評価の基準】
コンピュータの種類と能力、入出力装置、記憶装置、中央処理装置、オペレーティングシステム、情報処理技術の基礎と理論、ファイル構成とデータベース、通信ネットワークシステム、情報システムと信頼性、および、情報化社会と情報倫理、の基礎的概念を理解していること。
教科書等 教科書:安藤明之「最新情報処理概論 改訂版」実教出版(2014)。
    また、適宜、資料を配布。
参考書:宮沢修二,他「コンピュータシステムの基礎」アイテック(2007)。
    雨宮真人「コンピュータシステムの基礎」岩波講座・現代工学の基礎3・情報系4(2000)。
担当者プロフィール 授業内容や宿題などに関する質問および相談は随時受け付けています。研究室を訪ねる場合は講義前後の空き時間や電子メールなどで事前にアポイントメントを取るようにしてください。プロフィールは以下の通りです。

石田賢治:主に、ネットワーク制御アルゴリズム、アシュアランスシステムに関する研究に従事。
 情報工学専攻
 研究室:情報科学部棟5階 551研究室
 
毛利考佑:主に、教育ビッグデータを用いた学習分析・教育データマイニングに関する研究に従事。
 知能工学専攻
 研究室:情報科学部棟6階 650号室

神尾武司:主に、学習理論、最適化手法、放送および通信システムに関する研究に従事。
 システム工学専攻
 研究室:情報科学部棟7階 742研究室

川本佳代:主に、コンピュータ支援による教育および言語リハビリテーションに関する研究に従事。
 システム工学専攻
 研究室:情報科学部棟7階 722研究室

田中宏和: 主に符号理論,無線通信システムに関する研究に従事。
 医用情報科学専攻
 研究室:情報科学部別棟6階 604研究室

伊藤孝弘: 主に電波伝搬,電磁波解析に関する研究に従事。
 医用情報科学専攻
 研究室:情報科学部別棟6階 602研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック ・演習問題は講義中に解説を行います。
・中間試験と期末試験の総評をWebClass等から行います。
アクティブ・ラーニング 振り返り、その他:レポートライティング
キーワード コンピュータ、アルゴリズム、プログラミング、情報の表現と基礎理論、ソフトウェア、情報システム、ファイルシステム、データベース、通信ネットワーク、情報セキュリティ
備考 (情報工学科、知能工学科、システム工学科)
【教職】高一種(情報)

(医用情報科学科)
【教職】高一種(情報)