科目名 | 論理回路 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | システム工学専攻 教授 李 仕剛 | ||
履修時期 | 前期(第2ターム) | ||
履修対象 | 2年 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 高度情報化社会を支える大規模集積回路の大半はディジタル信号を扱うディジタル回路である。ディジタル回路は論理関数を実現する論理回路としてモデル化される。本講義では、論理関数、および論理回路の設計と解析の基礎について学ぶ。 | ||
到達目標 |
1. 論理関数の表現法、論理式の簡単化を理解し説明できること。 【知識2,技能1】【思考力・判断力,表現力】 2. 基本的な組合せ回路、組合せ回路の設計を理解し応用できること。 【知識2,技能1】【思考力・判断力,表現力】 3. 順序回路の設計、順序回路の動作解析を理解し応用できること。 【知識2,技能1】【思考力・判断力,表現力】 |
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受講要件 | 「離散数学」(特に、集合、論理、写像、関係)を十分、理解していることが望ましい。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
「論理回路」はコンピュータを正しく理解するためには必須であるので、情報科学部のどの学科に配属されているにしても、是非、真剣に取り組んでほしい。事前学修としては、教科書の指定範囲を読み、ノートに要点を整理しておくことが望ましい。また、講義内容を理解するためには多くの例題や演習問題を解くことが効果的であるので、事後学修として積極的に例題や演習問題を解くことで学習の定着度を高めるようにしてほしい。 授業時間以外の自主的な学習時間として、合計30時間程度を想定する |
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講義内容 |
1.イントロダクション,論理回路とは 2.論理演算とその性質(ブール代数) 3.論理関数と論理式 4.カルノー図による論理関数の表現 5.カルノー図による論理式の簡単化 6.クワインマクラスキ法による論理式の簡単化 7.論理式の簡単化に関する総合演習 8.中間試験 9.組合せ回路の基本的な設計法 10.複雑な組合せ回路の設計 11.順序回路とは 12.ラッチとフリップフロップ 13.順序回路の設計法 14.順序回路の動作解析 15.期末試験 ※授業の順序は変更することがある。 ※試験期間に別途期末試験を実施する。 |
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期末試験実施の有無 | 実施する | ||
評価方法・基準 |
受講者に中間まとめ・期末まとめでの試験,講義中の演習および宿題を課し,講義内容の理解度を問う. 中間まとめ試験には4割,期末まとめ試験には4割,演習および宿題には2割の重みを与えて評点を 算出し, 秀:評点 90 〜 100点 優:評点 80 〜 89点 良:評点 70 〜 79点 可:評点 60 〜 69点 不可:評点 59点以下 に従って評価を決定する。 |
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教科書等 |
教科書:渡部英二監修「基本からわかるディジタル回路 講義ノート」(オーム社) 参考書:浜辺隆二著「論理回路入門」(森北出版) 笹尾勤著「論理設計 スイッチング回路理論」(近代科学社) |
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担当者プロフィール |
李 仕剛 (教員室:情報科学部棟8階863号室) 主に、コンピュータ・ビジョン、ロボットビジョン、マン・マシン・インターフェース、知的車椅子ロボットに関する研究を従事。 授業内容に関する質問や相談は随時受けつけます。 居室を訪ねる場合には、授業前後の空き時間や電子メールなどで事前にアポイントメントを取るようにしてください。 |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 課した課題は授業中に解説し、試験問題は試験後にその配点と解答例を公開する。 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 論理演算、論理関数、論理式、カルノー図、組み合わせ回路、順序回路、フリップフロップ、順序回路の設計、順序回路の動作解析 | ||
備考 | 【教職】高一種(数学) |