科目名 批判的創造的思考法
単位数 2.0
担当者 井上 智生、永山 忍 (情報科学研究科 教授)
履修時期 後期(集中)
履修対象 2年次
講義形態 講義
講義の目的 情報科学部におけるすべての学びの過程において、議論をしながら論理的な思考で結論を導き、自他の議論に対して批判的な思考で検証する力を身に付ける。この能力に基づき、既存のものを組み合わせて新たな結論を導く力を身に付けることで、卒業研究着手の準備となる。
到達目標 議論の過程や考察、結果を論理的に記述することができる。【知識1、技能1】
根拠に基づき議論を適切に組み立てることができる。他者の論証を正しさや誤りを判断することができる。【思考力・判断力、知識1、知識2】
他者と協力して議論をまとめ、それを人にわかりやすく伝えることができる。【表現力、協働性】
受講要件 2020年度入学者
2年次前期までの情報科学部としての基礎的な知識・技能を習得していることを前提とする。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目であり、再履修者のための特別クラスのため。
事前・事後学修 議論の前提となる情報・根拠を収集・整理する。本講義を含めたあらゆる講義の内容に対して、批判的な思考で考察しながら学習する習慣を身に付ける。
講義内容 1. はじめに
2. 論理的思考法
3. 命題論理
4. 演繹的論証
5. 帰納的論証
6. 論証図
7. 誤謬・認知バイアス・批判的思考法
8. グループワーク準備
9. 反駁・相関関係と因果関係・統計と確率
10. グループワーク(1) 課題の設定・情報収集
11. グループワーク(2) 論点整理
12. グループワーク(3) 討論準備
13. グループワーク(4) 発表
14. グループワーク(5) 討論
15. 振り返り・創造的思考法・まとめ

※授業の順序は変更することがある。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業中の取り組み状況(ディスカッションやプレゼンテーション)、レポート、小テストなどをもとに総合的に評価する。配分は次のとおり。
ディスカッション 20%
プレゼンテーション 20%
レポート 20%
小テスト 40%
教科書等 適宜資料を配付する。
参考書:
福澤一吉、論理的思考最高の教科書 : 論証を知り、誤謬に敏感になるための練習、2017.
担当者プロフィール [井上智生] ディペンダブルコンピューティングを専攻。 研究室: 情報科学部棟7階757室
[永山 忍] 論理設計を専攻。 研究室: 情報科学部棟4階411室

授業内容や課題などに関する、学生の個別学習相談を随時受け付けています。
教員の所在は、学内サイネージ等に掲示されていますので、確認の上、研究室を訪ねてみてください。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 各回の授業における演習課題の解答を e-learning システムを通じて提供する。
プレゼンテーションやレポートに対して講評を行う。
アクティブ・ラーニング ジグソー、プレゼンテーション、振り返り
キーワード 論理的思考法(ロジカルシンキング)、批判的思考法(クリティカルシンキング)、創造的思考法(クリエイティブシンキング)、論証、誤謬
備考