科目名 モデル化とシミュレーション
単位数 2.0
担当者 システム工学専攻 准教授 岡山 友昭
履修時期 後期(第3ターム)
履修対象 2年次
講義形態 講義
講義の目的 最適化モデル、動的モデル、確率モデルに分類される数理モデルを理解する。また適切な数理モデルへの定式化ができるようになる。さらにその定式化された問題の典型的な解き方を学ぶ。
到達目標 数理モデルを理解し、典型的な解き方を修得する。【知識1、知識2】
現実の問題を自分で選んで取り組み、適切なモデル化を行って解くことができる。【主体性、技能1、思考力・判断力】
またその定式化や解く方法、結果などを適切にまとめ報告することができる。【表現力】
受講要件 解析学I、解析学II、線形代数学I、線形代数学II、常微分方程式、確率統計を受講していることが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 毎回、講義内容に対応する練習問題に取り組むこと。受講要件に挙げた講義で学ぶ内容は前提とするので、必要に応じてそれらも復習しておくこと。
講義内容 [第I部:最適化モデル]
1. 第I部イントロダクション
2. 一変数最適化問題
3. 多変数最適化問題
4. 線形計画法
5. 第I部まとめ
[第II部:動的モデル]
6. 第II部イントロダクション
7. 連続力学系と離散力学系
8. 平衡状態・安定性の解析
9. 力学系のシミュレーション
10. 第II部まとめ
[第III部:確率モデル]
11. 第III部イントロダクション
12. マルコフ連鎖・マルコフ過程
13. 線形回帰
14. モンテカルロシミュレーション
15. 第III部まとめ
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 【評価の方法】
講義で出題するレポート課題によって評価する。
【評価の基準】
各種の数理モデル、定式化、計算方法についての理解度。
秀〜不可の判定については、「学修の手引き」記載の基準に従って行う。
教科書等 教科書:Mark M. Meerschaert「数理モデリング入門―ファイブ・ステップ法―」(共立出版)
担当者プロフィール 専門は数値解析です。関数解析や複素解析を道具として高性能計算に取り組んでいます。
講義内容や演習などに関する学生の個別学習相談を、随時受け付けます。授業や会議、
あるいは出張などで不在のことがあるので、メールなどで面会の予約をしてください。
居室は情823です。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック レポート課題は、採点した上で簡単に講評を行う。
アクティブ・ラーニング PBL
キーワード 非線形方程式、連続最適化、感度分析、微分方程式、差分方程式、安定性、相図、マルコフ連鎖、マルコフ過程、中心極限定理、数理モデル、シミュレーション
備考 イノベーション人材育成プログラム登録者を対象とする。