科目名 情報セキュリティ基礎
単位数 2.0
担当者 准教授 稲村勝樹(代表教員)、准教授 双紙正和、准教授 上土井陽子、講師 岡本勝
履修時期 後期(第3ターム)
履修対象 2年
講義形態 講義
講義の目的 情報化社会におけるさまざまなリスクとそれに対する対策について、基礎的な知識を学ぶ。特に、暗号・認証などの技術や、情報サービス(電子メールなど)のセキュリティ、アクセス制御、情報リテラシー等の基本について学ぶ。
到達目標 ・情報化社会におけるさまざまなリスクとそれに対する基本的な対策と、情報セキュリティ技術の基本的な仕組みとを説明できる。【知識2、技能1】

・組織や情報サービスにおけるリスクと、提供できるコストの観点から、必要とされるセキュリティ対策・技術を説明できる。【思考力・判断力】

・情報化社会において、変化が早く幅広い分野に関連するセキュリティの実現のために、課題解決に主体的に取り組むことができる。【主体性】
受講要件 特になし
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため
事前・事後学修 以下の内容を、主体的に取り組む。
・講義で対象とする概念や技術の概要を事前に調べておく。
・講義で取り扱った内容で十分に理解できなかったものを、講義後に、他の文献を調べるなどして学び直す。またはより発展的な内容を調べる。
講義内容 第1回:講義概要と情報セキュリティ入門
第2回:情報社会におけるリスク
第3回:暗号とディジタル署名
第4回:ユーザ認証
第5回:インターネットのセキュリティ
第6回:電子メールのセキュリティ
第7回:ウェブのセキュリティ
第8回:中間まとめ
第9回:ネットワークにおけるアクセス制御
第10回:不正プログラム対策
第11回:プライバシー保護
第12回:情報セキュリティポリシー
第13回:情報リテラシー
第14回:法制度
第15回:まとめ

※1: 授業の順序は変更することがある。
※2: 上記とは別に期末試験を実施する。
※3: 期末試験が行えない状況になった場合はレポートに変更する。
※4: 原則教室での講義とするが、状況によってはオンラインに変更する場合がある。
期末試験実施の有無 実施する
評価方法・基準 授業への取り組み等と、期末試験で評価する。評価基準は以下のとおりである。
合格(評価「可」):情報化社会におけるさまざまなリスクとそれに対する基本的な対策と、情報セキュリティ技術の基本的な仕組みとを説明できること。
合格(評価「良」):合格(評価「可」)に加えて以下の条件1、2のいずれかを満たすこと。
合格(評価「優」):合格(評価「可」)に加えて以下の条件1、2の両方を満たすこと。
合格(評価「秀」):合格(評価「可」)に加えて以下の条件1、2の両方を高いレベルで満たすこと。
条件1: 組織や情報サービスにおけるリスクと、提供できるコストの観点から、必要とされるセキュリティ対策・技術を説明できること。
条件2: 情報化社会の多様なセキュリティの実現のために、主体的に取り組むことができること。

評価の割合は
授業への取り組み等 20%
期末試験 80%
とする。

原則として出席回数が授業実施回数の3分の2以上なければ、不可とする。なお、出席回数が授業実施回数の3分の2以上あったとしても、上記の合格の条件を満たさない場合は不可とされるので、注意すること。
教科書等 ・教科書
指定しない
・参考書・参考資料等
[1] 情報セキュリティの基礎 (未来へつなぐ デジタルシリーズ 2)、共立出版
[2] 情報セキュリティ (IT Text)、オーム社
[3] 情報セキュリティ教本―組織の情報セキュリティ対策実践の手引き、実教出版
担当者プロフィール 担当者の研究室は以下のとおりである:
稲村(情報科学部別館 3階 別304室)、双紙(情報科学部棟 8階 810室)、上土井(情報科学部棟 4階 414室)、岡本(情報科学部棟 6階 651室)

授業内容に関する質問や相談は随時受けつけますが、居室を訪ねる場合には、授業前後の空き時間や電子メールなどで事前にアポイントメントを取るようにしてください。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック ・課題等に関する問合せがあれば、解説する。
・演習については、模範解答を配布する。
アクティブ・ラーニング
キーワード 情報セキュリティ、情報社会、リスク、暗号、認証、ネットワーク、インターネット、電子メール、ウェブ、アクセス制御、不正プログラム、プライバシー、セキュリティポリシー、情報リテラシー、法制度
備考 情報工学、知能工学、医用情報科学の三学科において
【教職】高一種(情報)
である。