科目名 | オペレーティングシステム | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 情報工学専攻 教授 弘中哲夫 | ||
履修時期 | 後期(第3ターム) | ||
履修対象 | 2年 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | スマートフォン、IoT、ネットワーク、クラウドなどさまざまな分野でプログラミングするにあたり、オペレーティングシステムの知識が必須となってきている。本講義では、オペレーティングシステムで使われている重要な4つの分野の技術であるCPUの仮想化、並行プロセス、主記憶管理、ファイルの解説をとおして、オペレーティングシステムの役割と仕組みを学ぶ。 | ||
到達目標 |
・オペレーティングシステムにおけるCPUの仮想化の役割と仕組みを理解し、与えられた条件におけるその挙動が推測できる。【知識2,技能1,思考力・判断力】 ・オペレーティングシステムにおける並行プロセスの役割と仕組みを理解し、与えられた条件におけるその挙動が推測できる。【知識2・技能1,思考力・判断力】 ・オペレーティングシステムにおける主記憶管理の役割と仕組みを理解し、与えられた条件におけるその挙動が推測できる。【知識2・技能1,思考力・判断力】 ・オペレーティングシステムにおけるファイルの役割と仕組みを理解し、与えられた条件におけるその挙動が推測できる。【知識2・技能1,思考力・判断力】 |
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受講要件 | 「コンピュータ基礎」、「データ構造とアルゴリズムT」、「データ構造とアルゴリズムU」、「プログラミングU」を履修済みであること。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
事前学修として、教科書に目を通し、UNIPA上の事前学習教材をやってください。(学修時間:週60分) 事後学修は、教科書に記載の動作例をすべて復習することで授業内容を復習してください。また、復習学習の確認のためUNIPA上の復習教材をやってください。(学修時間:週120分) |
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講義内容 |
1.オペレーティングシステムとは 2.CPUの仮想化:プロセス 3.CPUの仮想化:スケジューリング 4.並行プロセス:排他制御 5.並行プロセス:セマフォ 6.並行プロセス:モニタ 7.主記憶管理:基礎 8.主記憶管理:領域割り当て 9.主記憶管理:ページング 10.主記憶管理:セグメンテーション 11.主記憶管理:仮想記憶 12.主記憶管理:ページ置き換え方式 13.ファイル:基礎 14.ファイル:より進んだファイルシステム 15.仮想化 ※授業の順序は変更することがある。 ※試験期間に別途期末テストを実施する。 |
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期末試験実施の有無 | 実施する | ||
評価方法・基準 |
講義中に出題するレポート課題:30% 期末定期テスト:70% |
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教科書等 |
電子教科書: ・松尾啓志著作、「オペレーティングシステム 第2版3刷」(情報工学レクチャーシリーズ)(森北出版) 参考書: ・並木美太郎著、「オペレーティングシステム入門」(サイエンス社) |
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担当者プロフィール |
弘中哲夫: コンピュータアーキテクチャの研究としてハードウェアからシステムソフトウェアまでを対象に研究に従事。情報工学専攻 コンピュータアーキテクチャ研究室に所属。 講義内容や演習課題などに関する個別学習相談は随時受け付けています。Teamsチャット、電子メールなどで気軽に質問してください。 |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 事前学修、事後学修で課す小テストは、その採点結果を毎回返却する、または、解説を行います。また、講義中に出される演習課題については、講義時間内に解説を行います。 | ||
アクティブ・ラーニング | 振り返り | ||
キーワード | CPUの仮想化、並行プロセス、主記憶管理、ファイル,オペレーティングシステム | ||
備考 | 【教職】高一種(情報) |