科目名 信頼性工学
単位数 2.0
担当者 教授 市原 英行
履修時期 後期(第4ターム)
履修対象 3年
講義形態 講義
講義の目的 製品やシステムの信頼性の向上を目指す信頼性工学を、理論的な立場と実践的な立場の両方から学ぶ。理論的な立場からは、信頼性工学の基礎、基礎数理、信頼性データの統計的解析、システム信頼性、保全性とアベイラビリティについて理解し、実践的な立場からは、信頼性設計と評価、安全工学、LSIの信頼性について理解する。
到達目標 信頼性工学の理論と実践の基本的な知識を身に付けている。【知識2】
信頼性工学に関する演習に取り組み、結果や考察を理論的に記述することができる。【技能1】
信頼性工学の知識・技能に基づき、論理的・合理的に思考・判断することができる。【思考力・判断力】
受講要件 「確率統計」を履修済みであることが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 事前学修:教科書を読んで理解し、疑問点を整理しておく。(学修時間:週30分から60分)
事後学修:授業中に行った演習について復習する。(学修時間:週30分)
講義内容 1.信頼性と信頼性工学
2.信頼性工学の基礎数理
3.信頼性データの統計的解析:信頼性データの特徴、整理方法
4.信頼性データの統計的解析:信頼背データの解析法
5.システム信頼性:信頼性ブロック図と直列・並列システム
6.システム信頼性:システム信頼性設計
7.保全性とアベイラビリティ:保全方法と評価尺度
8.保全性とアベイラビリティ:アベイラビリティ解析
9.信頼性設計と評価:FMEA、FTA、DR、フェールセーフ、フールプルーフ
10.安全工学:安全工学の役割、リスクアセスメント、安全解析と設計、危機管理
11.LSIの信頼性:設計検証
12.LSIの信頼性:テスト手法
13.LSIの信頼性:テスト容易化設計
14.LSIの信頼性:エラートレランス
15.まとめ
※授業の順序は変更することがある。
※上記とは別に期末試験を実施する。
期末試験実施の有無 実施する
評価方法・基準 授業中の演習及び期末試験で評価する。配分は次のとおり。
授業中の演習 30%
期末試験 70%
教科書等 教科書:山本久志(編著)ほか,確率・統計から始めるエンジニアのための信頼性工学,コロナ社,2021
担当者プロフィール コンピュータの設計・テスト、フォールトトレランス、ストカスティックコンピューティングの研究に従事。
「学生の学習指導・支援体制について」
授業内容に関する、学生の個別学習相談を随時受け付けています。
教員の所在は、学内サイネージ等に掲示されていますので、確認の上、研究室を訪ねてみてください。
メールなどでの連絡も歓迎します。
研究室:情報科学部棟7階 753研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 授業中の演習については、模範解答を示す。
アクティブ・ラーニング 振り返り
キーワード 確率、統計的解析、システム信頼度、保全性、アベイラビリティ、信頼性設計、信頼性評価、安全工学、LSI
備考 高一種免(情報)「コンピュータ及び情報処理(実習を含む。)」選択対象科目